原文入力:2009-04-02午後06:53:22
ガスボイラー・自転車など6品目32製品から検出
冷蔵庫 ガスケットに最高40%…廃棄過程 対策急務
キム・ジョンス記者
←主要家電製品 石綿含有実態
冷蔵庫・洗濯機など家庭で使う一部家電製品と生活用品にも石綿が入っていることが明らかになった。漢陽大学校産学協力団(責任研究員キム・ユンシン医大教授)が昨年、環境部の依頼により国内で市販された電気釜,扇風機,電気掃除機など家電製品と自転車,ランニングマシンなど25品目235製品の石綿含有実態を調査した結果、冷蔵庫・キムチ冷蔵庫・洗濯機・自転車・小型バイク・ガスボイラーなど6品目32製品から石綿が検出された事実が2日<ハンギョレ>が入手した最終報告書で確認された。
石綿が最も多く含まれていた家電製品は冷蔵庫で、検査した国内2社の1999年産と2001年産の4製品からすべて白石面含有量が40%のガスケット部品が発見された。キムチ冷蔵庫でも国内5社9製品の同じ部品から白石面40%やトレモロライト10%が検出された。製品の製造年度は1997~99年,2004~2005年だった。洗濯機は1998年に生産された国内1社1製品内部のブレーキ ライニングから白石面20%が検出された。
自転車は2003年と2008年に生産された3社3製品のブレーキ パッドから白石面3~10%が検出され、ガスボイラーは2002~2006年に生産された3社8製品の内部保温資材に白石面7~25%とトレモロライト2~3%が含まれていた。小型バイクは2004~2006年生産された国内2社5製品の制動装置から白石面10~20%,トレモロライト3~5%が検出され、2008年産輸入製品2ヶの動力伝達装置からも白石面10%が確認された。
洗濯機・自転車・小型バイクを使う時、石綿ホコリを放出有無を確認する放出試験で、石綿ホコリの放出は確認されなかった。だが、この試験は正常使用環境を仮定したものなので、消費者の不注意な取り扱い・廃棄過程で石綿ホコリが放出される可能性まで排除することは難しい。研究団は報告書で「廃棄過程で石綿含有部品を別に除去する体系を構築し、廃棄物処理場の石綿ホコリ飛散に対する対策をたてなければならない」と明らかにした。
今年から国内での石綿使用が全面禁止され、以後に市販された製品に石綿が使われた可能性は高くない。だが、石綿規制が粗末な国から輸入される製品に石綿が含まれて入ってくる可能性はある。研究団は「税関に輸入製品の石綿含有有無を判別する専門担当組織を置き、輸入家庭用品の成分表示制を施行しなければならない」と提案した。
キム・ジョンス記者jsk21@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/347660.html 訳J.S