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党スポークスマンとも‘不通’…朴槿恵陣営‘疎通障害’深刻

原文入力:2012/09/14 08:40(1580字)

←朴槿恵セヌリ党大統領候補が13日午後、江原(カンウォン)、洪川(ホンチョン)大明ビバルディパークで開かれた2012年度党員協議会幹部研修会に参加している。 洪川/ニューシス

‘人民革命党 謝罪’混線の背景
"元祖親朴でない党役員は
側近グループと交感も容易でない"
セヌリ党内に不満の声

 朴槿恵セヌリ党大統領候補の側近は13日人民革命党謝罪を巡って表面化した党内乱脈様相をホン・イルピョ スポークスマンの‘突発行動’と規定しようと努めた。 ホン スポークスマンの個人的忠誠から始まった失敗ということだ。

 だが、党内外では朴候補の疎通能力不在を示した‘不通朴槿恵’の典型的事例と評価する雰囲気が色濃い。 朴候補とファン・ウヨ党代表はもちろんキャンプ出身側近参謀らとスポークスマンなど公的組織間にある深刻な疎通障害がもろに露出したためだ。

 ある再選議員は「謝罪波紋の1次的契機は朴候補の整理できていない歴史認識にあるが、党スポークスマンでさえ候補と直接疎通ができずに、候補秘書室長も本来の役割を果たせない構造的限界の現われ」と診断した。

 実際、ホン スポークスマンの謝罪論評は主要党役員の憂慮を入れて種々の議論を経て作成された。 内容はチェ・ギョンファン候補秘書室長など朴候補側核心勢力にも正確に伝えられていた。 しかしどうしたことか朴候補には伝えられなかった。

 朴候補側核心人士らは 「人民革命党事件に関する謝罪は最終的に朴候補が決める重大問題」として「党スポークスマンが当然に候補と直接疎通するべきだった」 と話した。 側近の責任ではなくホン スポークスマンの限界だというものだ。

 しかしセヌリ党内では競選キャンプに身を置いた‘真性親朴’中心の参謀グループと派閥色が薄い党役員間の根本的な‘発言権 差異’を知らない人の言うことという指摘が出ている。 別のある核心党役員は「元祖親朴でない党役員はキャンプ出身の朴候補側近グループとの交感も容易ではない実情」と話した。 派閥色が薄いホン スポークスマンの場合、朴候補はもちろん、朴候補を近接補佐するチェ・ギョンファン候補秘書室長を頂点にした親朴核心グループとの疎通も容易ではないということだ。

 中立指向のある核心党役員は「朴候補に随行したイ・サンイル スポークスマンが‘話したことがない’という朴候補の発言を記者たちに伝える前に、ホン スポークスマンに電話一本しただけでもこのようなことにはならなかっただろう」と批判した。 朴候補を競選キャンプ時から補佐したイ・サンイル、チョ・ユンソン スポークスマンとファン・ウヨ代表側のホン・イルピョ スポークスマン、イ・ハンク院内代表側のイ・チョルウ院内スポークスマンがいるが、彼らの間に基本的なコミュニケーション構造すら作動していないという不満だ。

 究極的な責任は自由な疎通を難しくさせた朴候補本人にあるという指摘が多い。 セヌリ党のある議員は「そんなに恐ろしく用心深い雰囲気を作り出した候補本人の責任が一番大きい」と話した。 大統領選挙機構のある高位関係者は、最近私席で 「朴候補と緊密に通話することがありそうなので直接使う携帯電話番号を教えてくれと言ったが、‘そんなことはない’と言われ、自尊心が傷ついた」として直接疎通の困難を訴えもした。 朴候補が‘人間のカーテン’に囲まれているのではないかという指摘も出ている。

シン・スングン、チョ・ヘジョン記者 skshin@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/551550.html 訳J.S