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再開発組合 役員 ‘74億 成果給 祭り’

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/347246.html

原文入力:2009-03-31午後07:27:28
阿峴ニュータウン3区域 補償金与えねばならない借家人数減らしたのが功労だなんて…
総会議決…借家人・組合員 “とんでもない” 反発

ソウル,阿峴ニュータウン3区域再開発組合が、補償金を与えねばならない借家人数を減らした功労などを理由に組合役員らに数十億ウォンの成果給をあげることを決め、論難がおきている。

阿峴ニュータウン3区域再開発組合は、31日午前10時ソウル,麻浦区,大興洞,麻浦アートセンターで組合員総会を開き、各種再開発事業費248億ウォンを減らしたという理由で、組合役員と移住管理職員らに節減額の30%にあたる74億ウォンを成果給として支給する案件を通過させた。組合側は組合員分譲契約金が入ってくる2010年頃、これらに成果給を分け与えることにした。組合側は成果給支給の根拠として借家人数を3350人から2200人に減らし、住居移転費と営業損失補償金120億ウォンを節減した点を前面に出した。12ヶ月間と予定されていた移住期間を8ヶ月に減らし、128億ウォンの事業費を節約した点も共に提示した。

だが組合側の決定を巡って借家人と組合員は荒々しく反発した。借家人らは‘自分たちの利益のために借家人を犠牲にしておいて成果給祭りとはどういうことか’という反応を示し、組合員らも‘とんでもない要求’と批判した。

阿峴3区域で20余年間にわたり美容院を経営してきた商店街借家人キム・某(55)氏は「借家人に払う補償金を削ったと言って、組合が金をせしめてお祭り騒ぎといううのが話になるか」として「借家人の持分ならば借家人の住居権を保障することに使わなければならない」と話した。組合員キム・某(40)氏は「ニュータウン事業で利益が出るか損をするかも分からない状況で、当然すべき仕事をしただけでとんでもない成果給を要求するのは正しくない」と話した。

この日の総会でも出席組合員らの反対意見が出てきたが、「組合は2400人の組合員の中で1022人があらかじめ提出した書面決議書を土台に案件を可決した」と組合員らが伝えた。批判が出るやユ・キホン再開発組合委員長は「私たちの組合は他のニュータウン・再開発地域より6千億ウォン程度費用を節約した」として「成果給は今回の事業に功労があった人々が受ける正当な権利」と主張した。

しかし麻浦区庁イム・ギョンソン都市計画課長は「社会通念上、数十億にも及ぶ成果給を組合が手にして許されるか。不合理だ」と話した。彼はまた「組合が無償で取得したという国・公有地は組合が所有していた土地と等価交換されるもので‘無償取得’ではなく‘交換’されただけ」として「こういう結果は組合の努力とは何の関係もない」と付け加えた。

民主労働党麻浦区委員会ユン・ソンイル委員長は「今回の成果給要求は、一部の再開発組合が借家人の権利を犠牲にして自分たちの利益を手にするという点をよく示している」として「組合の横暴と不正を防止する開発方式と法律改正を考えなければならない」と話した。

キム・ギョンウク記者dash@hani.co.kr

原文: 訳J.S