原文入力:2012/09/03 20:24(1719字)
←国会法制司法委員会 クォン・ソンドン セヌリ党幹事(右)とイ・チュンソク民主統合党幹事(左)が3日午後、法司委員会でパク・ヨンソン委員長席にきて‘李明博大統領 内谷洞私邸敷地買い入れ疑惑特別検事法案’処理について話している。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr
会議3時間遅れ、陣痛の末に処理
大統領府、論評なし‘不快な表情’
李明博大統領の内谷洞私邸敷地不法買い入れ疑惑特検法案が3日国会法制司法委員会を通過した。
この日、本会議に先立ち開かれた所管常任委員会である法司委は表決まで行う陣痛の末に在席14人中賛成8人、反対6人で通過させた。 野党議員はパク・ヨンソン法司委員長を含む民主党議員7人とソ・ギホ統合進歩党議員など8人全員が賛成し、セヌリ党議員はイ・ジュヨン、チョン・ガビュン議員が表決に参加しない中で残りの6人の議員が反対票を投じた。 この日の会議で大統領府法務秘書官出身のクォン・ソンドン セヌリ党議員は 「民主党が特検推薦権を持つということは大統領の任命権を制限する憲法破壊的発想であり、政治的中立に反すること」とし強く反対した。 そのために本会議開会時間も午後2時から5時に3時間ほど遅れた。
セヌリ党が結局、内谷洞特検法案処理に合意したことは定期国会の跛行と合意破棄に対する責任論となって帰ってくることを心配したためと見える。 与野党は特検法通過と決算を同時に処理することを前提に国会開院に合意した。 民主党は特別検査推薦権を民主党が持つという当初与野党合意案のとおりに特検法が処理されないならば、国会開会に参加しないとセヌリ党を圧迫した。 特検法処理が失敗に終わる場合、セヌリ党は李明博大統領を守るために与野党合意を覆し定期国会の跛行を自ら招来したという批判を避けにくい状況だった。
これに先立って、この日午前に開かれたセヌリ党最高委員会でも参席者は「与野党合意を見た事案を覆せば政治的負担がとても大きい」という意見を提示した。 イ・ハンク院内代表も「党内法司委員を中心に民主党が特検推薦権を持つ部分が違憲要素があると言っているが、そのような話は国民には納得し難い」と話したことが分かった。 これは法案処理が失敗に終わる場合、朴槿恵大統領候補が負うことになる政治的損失を憂慮したものだ。 党大統領選挙企画団長であり朴候補競選選対委副委員長を務めたイ・ジュヨン議員や親朴系のチョン・ガビュン議員が法司委会議場横の控室に留まり、表決に参加しなかったのもこれと関連した動きと見られる。 セヌリ党内からは親李系であるクォン・ソンドン議員を中心にした法司委員の反発に院内代表団が言いなりになったという批判も出てきた。
内谷洞特検法の法司委通過の消息を聞いた大統領府は不快な表情が歴然だった。 しかしこの日午後まで大統領府は内谷洞特検法が本会議を通過していない状況ではいかなる公式論評も出さないという立場を明らかにした。 本会議通過時、大統領の拒否権行使有無についても口を閉ざした。 大統領府核心関係者は 「既に国会法司委を通過しただけに言うべき言葉がない」として「本会議処理の有無を見守ろう」と話した。
この日に法司委を通過した‘李明博大統領の内谷洞私邸敷地買い入れ疑惑糾明のための特別検事任命に関する法律案’は民主党で内谷洞私邸敷地買い入れ疑惑糾明に責任を負うべき特別検事候補2人を推薦し、この内1人を大統領が任命するようにし、捜査対象は業務上背任、横領、名義信託など不動産実名制法違反に特定して李大統領の名義信託の有無を調査できるようにした。 私邸敷地買い入れに関与したキム・インジョン前大統領府警護処長はもちろん李明博大統領の息子イ・シヒョン(34)氏も捜査対象になる。
ソン・ヨンチョル、アン・チャンヒョン記者 sychee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/550001.html 訳J.S