原文入力:2012/08/30 21:52(903字)
脱落者、国家人権委に提訴
全州文化放送(MBC)が社長秘書として採用をきめていたある女性志願者が歯列矯正器をしたという理由で合格を取り消した事実が遅れて明らかになった。
30日、志願者K氏と全州文化放送の話を総合すれば、志願者K氏は全州文化放送社長秘書志願書を去る7日○派遣業者に出した。 ○派遣業者は全州文化放送事務職などの人材選抜および管理を受け持っている。 彼女は翌日の8日午前10時、他の志願者2人と共にこの放送会社の社屋で面接を受けた後、数時間後に派遣業者から合格の知らせを伝え聞いた。 次いで全州文化放送担当職員もK氏に電話して「16日に出勤できるか」と尋ねた。
彼女は出勤するために夏期休暇計画を中止し、飛行機の予約も取り消した。 去る15日には出勤時に通帳コピーと謄本を持って来るよう連絡も受けた。 K氏は去る16日朝、放送会社経営支援室に出勤して引継を受けたが、放送会社の態度が突然変わったと主張した。 K氏は‘歯列矯正器が秘書職には相応しくない’という説明を聞いてあきれた。 彼女は「合格だと何回も電話し、面接時も歯列矯正器をしていたが、今になって何を言うのか」として「‘ミスコリア’を選ぶわけでもないのに、ただ一言の謝罪もなしに合格を翻意できるのか」と語った。 彼女は人権侵害を問題にして国家人権委員会に提訴したことが分かった。
これに対して全州文化放送は「合格翻意のミスを認め、該当者に謝罪とともに再び勤務を要請したが、2週間が過ぎても連絡がなく去る28日他の後任者を選んで引継過程を経ている」と釈明した。 全州文化放送労組関係者は「事務職などの派遣職を選ぶ過程の構造的問題なのか、職員の単純なミスなのかを巡り議論があったが、意見が互いに分かれて問題を認識できなかった」と話した。
全州/パク・イムグン記者 pik007@hani.co.kr
原文: 訳J.S