原文入力:2012/08/10 08:19(1373字)
←当時事務総長キム・オクシン弁護士
"現政権とともに進めない人々だとして
人権委職員に関する情報を渡しながら協力要請"
ヒョン・ビョンチョル国家人権委員長の在任時期、大統領府はもちろん国家情報院・警察までが乗り出し、いわゆる‘左派職員ブラックリスト’を渡し内部措置を要求するなど人権委の人事問題に深く介入したという証言が出てきた。 ヒョン委員長はまた、人権委の内部問題を協議するために大統領府行政官としばしば会っていたことがわかった。 人権委が権力から独立した機構ではなく、事実上 大統領の下命を受ける機構に転落していたことになる。
2009年7月就任直後、ヒョン委員長が直接任命した事務総長で、8ヶ月間にわたり人権委で仕事をしたキム・オクシン弁護士は去る7日<ハンギョレ>と会い「大統領府は人権委を左派の巣窟と見た」として「大統領府・国家情報院・警察関係者たちが(私に)連絡してきて(人権委職員に対する)情報を提供しながら緊密な協力を要請してきた」と話した。 キム弁護士は‘緊密な協力’の内容と関連して「現政権ととうてい共に仕事をできない人々だとして(私に)人権委職員に関する情報を提供した」と話した。 キム弁護士は事務総長に就任した直後の2009年10月、市民団体出身人権委職員10人余りを名指ししたいわゆる‘左派職員ブラックリスト’を大統領府行政官から伝達された。(<ハンギョレ> 4月10日付1面)
2010年11月、常任委員2人が辞退したことと関連してキム弁護士は「2011年初めになれば既存常任委員の任期が終わり、保守指向の委員に代替されて多数を占めることになるにも拘らず、その時まで待てないというのが大統領府の考えだった」として「ヒョン委員長もそのような雰囲気を読んでいたので進歩指向の委員を圧迫して任期前に辞退することになる状況を作った」と話した。 当時ヒョン委員長は運営規則を改定し常任委員から案件上程権限を剥奪しようとした。
2010年6月キム弁護士が事務総長を辞退した後にもヒョン委員長の大統領府密着行動は続いたことが明らかになった。 人権委高位関係者は9日<ハンギョレ>との通話で「ヒョン委員長の国会人事聴聞会直後である先月末に開かれた幹部会議で、ある局長級幹部が‘組織拡大問題で協議することが多く昨年ヒョン委員長と共に大統領府に行き行政官に会うことが多かった’と発言した」と明らかにした。
委員長の任期満了30日以内に後任を任命することになっている国家人権委法により、来る16日までに新任人権委員長を任命しなければならない大統領府はヒョン委員長の再任を強行する態勢だ。 大統領府核心関係者は9日「気流変化はない。 近い将来結論を下す」と明らかにした。 李明博大統領はヒョン候補に対して野党が提起した色々な疑惑と指摘にもかかわらず、任命強行意志が強いと伝えられる。 チン・ミョンソン、アン・チャンヒョン記者 torani@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/546554.html 訳J.S