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‘毒性藍藻類’混じりの洛東江(ナクトンガン)緑藻、亀尾(クミ)浄水場前まで広がった

原文入力:2012/08/07 20:48(1644字)

'北漢江(プッカンガン)緑藻 防止幕を張ったが…' 

←7日午後、京畿道(キョンギド)、楊平郡(ヤンピョングン)楊西邑、旧両水大橋から眺めた北漢江(プッカンガン)に緑藻現象が現れている。 緑藻の拡散を防ぐために汚濁防止膜が張られている。 楊坪/キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr

漆谷堰で発見、翌日には…
ゲオスミン濃度2倍に跳ね上がり
高度処理施設がなく水道水利用50万人被害 予想
水公関係者も 「以前にはなかったこと…4大河川工事の影響疑い」

  7日午後4時頃、慶北(キョンブク)亀尾(クミ)市、高牙邑(コアウプ)の亀尾取水場前の洛東江(ナクトンガン)本流の水はすでに濃緑色に変わっていた。 韓国水資源公社亀尾事業団が浄水処理のために川の水を集めた取水口の水の色も緑色が鮮明だった。 大邱(テグ)慶北(キョンブク)緑色連合イ・ジェヒョク(40)運営委員長は 「肉眼で見てもすでに緑藻現象が進行していると見られる」と話した。

  慶南(キョンナム)側下流で初めて発生した洛東江緑藻現象が大邱達城堰と高霊・江亭堰、慶北(キョンブク)漆谷堰を経て洛東江の上流である亀尾にまで広がっている。 去る6日、漆谷堰で発見された緑藻が一日で20km余り離れた亀尾浄水場前まで広がったわけだ。

  緑色連合の現場調査でも亀尾浄水場の源水を供給する洛東江海平取水場の10km下流まで、藍藻類細胞数基準で‘藻類警報’発令段階を越える有毒性緑藻が広がったことが確認された。 緑色連合は 「洛東江で去る3日まで緑藻が確認された最も上流地点から上流側に37kmさらに上がった漆谷郡(チルゴクグン)石積邑、中里で6日に緑藻現象を発見して水質分析をした結果、有毒性藍藻類であるマイクロスシス(Microcystis)とアナベナ(Anabaena)が確認された」として「緑藻が高霊・江亭堰と漆谷堰など2ヶの堰を越えて上流側に広がった」と明らかにした。

  現場調査をしたファン・インチョル緑色連合4大河川現場チーム長は「このような傾向が続けば、亀尾浄水場に源水を供給する海平取水場まで広がるのは時間の問題」として「亀尾浄水場には高度浄水処理施設もなく亀尾・金泉(キムチョン)・漆谷(チルゴク)一帯の住民たちに安全な水道水を供給することが危険になりえる」と話した。

  水資源公社亀尾事業団が去る6日、慶北水質検査所に委託し調査した結果、藍藻類が分解され発生する物質であるゲオスミン濃度が10pptと測定された。 浄水から監視基準値20pptを越える日が二日以上続けば注意段階に分類する。 水資源公社職員は「普段は5~6pptに過ぎないが最近10pptまで上がった」と話した。

  水資源公社関係者は「緑藻現象が過去には発見されておらず、初めて現れたことと記憶している」として「猛暑の他に4大河川工事などで川の性格がなんらか変わったのではないかという気がする」と話した。

  亀尾浄水場は一日30余万tの水道水を生産し、亀尾市(クミシ)と漆谷(チルゴク)と金泉(キムチョン)一部地域など50万人余りに水道水を供給している。

  藍藻類が混ざった緑藻が浄水場前まで広がったが、水資源公社はまだ大丈夫だとのんびりした態度を示した。 パク・ビョンドン水資源公社亀尾事業団長は「まだゲオスミン数値が低い点から推測して水道水は危険でないと判断しており、特別な措置をとっていない」とし、「万一に備えて水質検査を継続しており、活性炭などを普段の2倍以上準備している」と話した。

亀尾/ク・テソン記者、キム・ジョンス先任記者 sunnyk@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/546085.html 訳J.S