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外注警備 アルバイト大学生 "人間は殴られて初めて気が引き締まる"

原文入力:2012/08/06 11:23(1352字)

‘万都(マンド)’投入 外注警備隊員、生中継動画を上げて
"ぶん殴らなければ分からない? 私どもも初めてで申し上げる言葉はありません"

職場閉鎖で労使葛藤を起こしている自動車部品業者マンドに投入された外注警備隊員がアフリカTVに生中継動画を上げた。 動画の中で外注警備隊員は「私たちはアルバイトの大学生に過ぎない」と紹介しながらも「人間は実際に殴られて初めて気がつくだろう」と話し、論難が起きるものと見られる。

 5日キム・テクス金属労組マンド支部文化体育部長は自身のフェイスブックに‘私たちは外注ガードマンだ’というタイトルの動画を上げた後「あきれてものも言えない」と短く感想を明らかにした。 マンド平沢(ピョンテク)工場に投入された3人の外注警備隊員が去る4日に生放送で進行した10分59秒の動画はストリーミングサービスだけが可能なので今はアフリカTVホームページで探すことはできない。

 該当動画であどけない顔の外注警備隊員3人は休み時間を利用して飲み物を飲みながら自分たちがしていることを紹介した。 彼らは「私どもは現在、大学生として平沢マンドのストライキ労組を相手にアルバイトをしている」として」現在、日当は15万ウォン内外」と説明した。 続けて最近外注警備業者の暴力を巡る論議を意識したように「私どもは善良な大学生」としつつ「1500人の人員が集まり外注警備の仕事をしているが、80~90%が大学生で私どもは殴りに行くのではなく殴られに行くのです」と話した。

 暫くして外注警備隊員は生放送チャットカフェに聴取者があげた文を読んだように「ストライキをする暴徒どもは殴らなければならない?」と話した後「暴徒と言うよりは会社と労働組合間の不和」と訂正した。 しかし続けて「そうですね、棍棒で殴ってこそ、人間は実際に殴られて初めて気がつく…」と言葉を流した。 また別の聴取者が「ストライキする人々は殴ってこそ気がつくだろう?」と問い直すと「OO様がどう思うか分かりませんが、率直に言って私どももこうしたことは初めて」とし「これに対して確実なことは言えません」と答えた。

 チャットカフェで「どうして外注警備をしながら放送しようと思ったのですか?」と尋ねる質問に、彼らは「これ(放送)は私どもが大学生であるから面白味でしているのです、‘この会社が悪い人々ではない’と表現するためというよりは面白くてしている」と明らかにした。

 キム・テクス金属労組マンド支部文化体育部長は「文幕(ムンマク)工場の別の組合員がアフリカTVを見ていて偶然に生放送を発見して携帯電話で録画した」とし「アルバイトとして入ってきた外注警備隊員が何も考えずに上げたものか、労組を一度試してみようとしたのかは分からないが、ストライキ現場を面白半分に描写したことについてあきれた」と話した。

オム・ジウォン記者 umkija@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/545853.html 訳J.S