原文入力:2012/08/05 20:25(2286字)
←去る2009年、平沢(ピョンテク)双龍(サンヨン)自動車‘玉砕ストライキ’を率いて懲役3年を宣告されたハン・サンギュン前全国金属労組双龍(サンヨン)自動車支部支部長が5日未明、獄中生活を終えて京畿(キョンギ)華城市(ファソンシ)、麻道面(マドミョン)の華城職業訓練刑務所を出て出迎えにきた労組員に右手を挙げている。 華城/キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr
双龍(サンヨン)車ストライキを率いた後に3年獄苦…
出所したハン・サンギュン前支部長
面会時に希望を失わうなと呼び掛けたが
労組員・家族22人が命を絶って
新聞を見ることが怖くなった…惨憺の連続
人間でありたくて77間‘玉砕ストライキ’
惨事が憂慮され大妥協の決断下す
使用側、不履行で労組瓦解を試みる
"彼らは我々が魂のない労働者であることを願った。"
去る2009年大規模整理解雇に反対して77日間にわたり双龍(サンヨン)自動車ストライキを率いたハン・サンギュン(51)前全国金属労組双龍車支部支部長が5日未明刑務所から出た。 ハン・サンギュン前支部長は最高裁で3年刑が確定して収監生活をしてきたが、この日京畿 華城職業訓練刑務所から満期出所した。 彼はちょうど3年前の去る2009年8月6日に会社側といわゆる‘労・使大妥協’を実現しストライキを解除した後、警察に業務妨害などの疑いで逮捕された。
2009年の夏、地獄のようだった玉砕ストライキの現場から監獄へ席を移した彼は同年12月30日水原(スウォン)拘置所平沢(ピョンテク)支所で面会に来た労組員に「希望だけは捨てないでくれ」と切実に訴えた。 だが、今までに双龍車労組員とその家族22人が生活苦または絶望のために自ら命を絶った。
ハン前支部長は5日<ハンギョレ>とのインタビューで「収監中に新聞を見ることが怖くなった」と打ち明けた。 労組員が一人二人と亡くなってゆく報せに接するたびに「惨憺の連続だった」と話した。
-ストライキが終わった後、なぜ多くの人々が亡くなったか?
"希望が見えなかったためだ。 (私たちの社会が)大規模整理解雇事態を経験したが、最終時点には希望の約束があったが、双龍車にはなかった。 彼らは私たちを絶望に追いやった。 社会的災難と言える大規模構造調整に対する社会の無視と無関心も労働者を死に追いやった。 生存の問題を巡って資本の奴隷になるか抑圧にあうか選択しろというのが大韓民国の資本ではないか? 彼らは私たちに人間の尊厳性はもちろん魂のない労働者であることを願った。"
双龍車は去る2009年、総人員の36%である2646人の整理解雇を巡り労使が対立したあげく最後に残った整理解雇者974人の内ストライキ籠城を行った組合員640人余りに対して無給休職と営業転職48%、希望退職52%の非常人材運営計画に合意して1年以内に無給休職者を復職させることに合意した。
-当時のストライキの成果物である無給休職者1年後復職合意はまだ履行されていないが。
"会社が当時労組のストライキを破壊するために組合員との個別接触を通じて3年無給者申請を受け付けた。 労組は1年無給案を出し、それを会社が受け入れたのだ。 ところが今になって生産物量を理由に合意を守れないと言っている。 破廉恥な行為だ。"
-当時77日間‘玉砕ストライキ’で何を得て何を失ったか?
“何かを得たり失うことを念頭に置いたとすれば、ただの一日も(ストライキを)できなかっただろうし、残酷な状況に耐え抜くことはできなかっただろう。 私は人間でいたいということのために、その苦しい時間を耐え抜いた。 労働者も堂々とした家長として社会構成員として堂々と生きたいのに、なぜ一瞬で工場から追われなければならないのか怒りがあったからこそ可能だった。 支部長や労組指導部の決定に従うだけで闘争を継続することは想像できない。 資本はそのような私たちを玉砕ストライキに追い込んだ。 選択の余地がなかった。”
-大妥協当時の雰囲気はどうだったか?
“会社側は労組離脱を誘導し、爆発の危険性が高い塗装工場に警察特攻隊が接近し屋上の組合員は落ちて…。元に戻せない惨事が憂慮された。 '一緒に生きよう’と叫びながらした闘争だが、涙を飲みながら決断を下した。”
-最近政界が‘双龍車特別委’等を構成した。
“双龍車は李明博政権下で民主労総と金属労組を瓦解させるなど反労働者政策の実行段階でなされた初めての事例であった。 今、万都(マンド)とSJM等金属労組事業場で起きている状況を見ろ。 双龍車特別委は危機を助長して労働者に責任を押し付け、労組を潰して資本の目的を達成させる反労働政策の実体を確認し国家責任を問い詰めなければならない。”
-双龍車問題解決はどのように?
“双龍車正常化の第一歩は私たち労働者の傷を治癒することだ。 労働者をこのように弾圧して成功した会社はない。 前向きな措置と皆に希望を与えることが使用者側の責務だ。 社会的責任を全うして社会と時代の要求に実践で応えなければならない。 それを見守る。”
平沢/ホン・ヨンドク記者 ydhong@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/545758.html 訳J.S