原文入力:2012/08/03 18:53(959字)
消費者院に被害申告急増
62%が痛みなど副作用 訴え
大学生ユ・某氏は前方にちょっと飛び出してきた下あごのために悩み整形外科で両顎手術を受けた。 手術後の顔形はかわいくなったが左下唇とあごの感覚に異常が生じた。 結局ユ氏は下あご神経永久障害の診断を受け、手術で挿入したネジ釘が外れて飛び出し追加矯正まで受けなければならない境遇になった。 チェ・某氏も笑う時に上歯ぐきが大きく露出するため歯科で両顎手術を受けたが、あご部位の感覚と聴力低下、涙腺分泌障害で苦しんでいる。
両顎手術を受ける若い女性たちが増加している中で、被害事例も急増している。 両顎手術とは、上顎と下顎の位置や形を同時に直す手術だが、下あごが前方に出てきて顔が長く大きくなった人が手術をすれば顔が小さくなり若く見られるため‘童顔手術’として広く知られている。
韓国消費者院は2010年から去る6月までに受け付けられた両顎手術被害相談件数が121件に達したと3日明らかにした。 相談件数は2010年29件、2011年48件であって、今年は去る6月までにすでに44件で昨年の年間件数と釣り合うほどだ。
主な被害事例としては副作用発生が75件で全体の62%を占めており、予約金払い戻し要求(35件),効果不十分(6件)等が後に続いた。 副作用は感覚異常(痛み)が25件(28.1%)で最も多く、次いで非対称21件(23.6%),噛み合わせ異常18件(20.2%),陥没5件(5.6%),あご関節障害4件(4.5%)等だった。
消費者院は両顎手術をするには少なくとも2人以上の医師と十分に相談して副作用と効果をあらかじめ知っておくことを勧告した。 特に副作用が発生する時に備えて病院側と手術前に後続措置をあらかじめ協議し、手術前後の整形広告写真は過信しないよう警告した。 両顎手術契約を取り消すには少なくとも手術予定日の3日前にすれば契約金被害が少ないという点も強調した。
キム・スホン記者 minerva@hani.co.kr
原文: 訳J.S