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中国中央政府が‘キム・ヨンファン拷問’介入したか

原文入力:2012/08/02 09:52(1047字)

キム氏 "丹東(タンドン)安全局責任者が北京に行き協議してきたと聞いた
中国 調査要員が北人権サイト非公開文 提示…ハッキング疑惑"

 北韓人権活動家 キム・ヨンファン(49)氏は1日、中国当局による拷問と関連して「中国、丹東(タントン)安全局責任者が北京に行き、私の問題をどのように処理するかを協議してきたと聞いた」と話した。 キム氏の拷問に中国の中央政府または国家安全部本部が介入したという疑惑を提起したものであり、わが国政府の対応が注目される。

 キム氏はこの日、チョ・グク(47)ソウル大法学専門大学院教授とのインタビューで「逮捕されて4日目に、私が誰なのかが分かるや丹東安全局が‘中央政府にどんな方式で行うべきか’こういうことを質問したりしたようだ」としてこのように話した。 キム氏は「私が誰なのかをそちら側(安全局)で分かった後、高位幹部が訪ねてきて、‘安全局に入って来て陳述せずに正門を出て行った人はいない」として、陳述拒否を撤回するよう長時間説得した」として「それでも私が黙秘権を行使し続けたので眠らせないとか、電気拷問、殴打などを加えない」と話した。

 キム氏はまた「調査過程で直接北の人権団体のサイトにあげた非公開文などの資料を中国当局の調査要員が提示した」として「ハッキングして資料を確保したものと見られる」と話した。 これはキム氏の拷問が中央政府機構の黙認ないしは指示によったものである可能性が高いことを示すものだ。 また、中国政府がキム氏と関連した資料を確保するために国内ネットワークをハッキングするなど不法な手段まで動員したという疑惑を提起したものなので波紋の拡散が予想される。

 キム氏はまた、国家情報院との関係を尋ねた質問に「北韓の人にしばしば会うので国家情報院には毎度ではないにしても包括的に通知している」として「そして私たちに対する北の拉致、テロなどに対する情報を知らせてほしいと言った。 実際に具体的なことではないが、北からテロ目的の特攻隊が中国に派遣されたなどの情報を知らせもした」と話した。

 キム氏は「これからはもう少し大衆的な北人権運動をしようと思う」と話した。

ハ・オヨン記者 haha@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/545370.html 訳J.S