原文入力:2012/08/0122:16(1799字)
←セヌリ党朴槿恵大統領選挙予備候補が7月16日午前ソウル、中区(チュング)プレスセンターで開かれた‘朴槿恵大統領選挙予備候補招請韓国新聞放送編集者協会討論会’で質問に答えている。 リュ・ウジョン記者 wjryu@hani.co.kr
MBC放文振新理事会スタート前後…世論悪くて大統領選挙の障害物として作用
"20日頃に整理するのではないか" 観測…野党圏理事 "辞退しなければ解任案"
<文化放送>(MBC)の最大株主である放送文化振興会(放文振)の新理事会スタートとセヌリ党大統領候補選出時点が迫る中で、放文振と朴槿恵議員側に荷物となってきたキム・ジェチョル文化放送社長の去就が本格的に俎上に上がっている。 キム社長は170日ストライキにも不動の姿勢だったが、新しい環境では居座りが難しいという観測が大勢だ。
まず朴議員側の態度がますます‘反キム・ジェチョル’に向かっている。 セヌリ党のある関係者は1日 「朴議員が(全党大会が開かれる)来る20日以後、キム社長問題を整理するのではないか」と話した。 ある親朴議員も「キム社長がはやく辞退するべきだが、持ちこたえようとしているので放文振理事会が開かれれば解任しなければならない」として「放文振理事陣の構成から見て解任が容易ではないため、党が圧力を加えなければならない」と話した。
朴議員は去る6月22日、労組員大量懲戒に対して「遺憾に思う」として文化放送問題に対する立場を短く表現した経緯がある。 以後、与・野が国会開院議論をする中で文化放送正常化のために努力するという合意をしたし、文化放送労組はこれを放文振理事陣改編を通じたキム社長の退陣を意味するものと判断して業務に復帰した。
このような期待は先月27日、放送通信委員会がキム・ジェウ理事長など放文振の既存理事3人を留任させたことにより水泡に帰すかに見えた。 与党側理事陣に新しく合流したキム・チュンイル前<京郷新聞>記者とパク・チョンイル淑明(スンミョン)女子大教授も大統領府が推薦したことが知られ‘李明博大統領がキム社長を守ろうとする強い意志を貫徹させた’という話が出た。
だが、去る31日、セヌリ党が李大統領がかばっているヒョン・ビョンチョル国家人権委院長の交替を要求し、キム社長もまた立場が不安になっている。 イ・サンドン‘朴槿恵競選キャンプ’政治発展委員は 「ヒョン委員長もそのまま行くかに見えたが党指導部が乗り出した」として「キム社長に対しては世論が悪いので、今のような状態をそのままにしてはいられないだろう」と話した。 最近キム社長と舞踊家チョン・某氏の関係に対する疑惑が大きくなって、‘PD手帳’作家を解雇したことに対し反発が強いことも世論を悪化させており朴議員側に負担になっている。
キム社長が自主的辞退を拒否するならば、文化放送社長の任免権を握った放文振理事の態度がカギになる。 野党持分の放文振新理事の1人であるソン・ドンギュ前全州文化放送社長は「まずキム社長らを呼んで懸案報告を受けた後、不正・非理疑惑が事実かを徹底的に検証しなければならない」として「自主的に辞退することが最も見た目が良いが、退かないならば解任案を提出せざるを得ない」と話した。 与党持分理事であるキム・ヨンチョル前文化放送副社長は「放文振には文化放送を管理・監督しなければならない義務があって手をこまぬいてばかりもいられず、正確な状況把握をしなければならない」として「(キム社長問題に対する)前任理事陣の判断過程に問題はなかったかなどもあまねく調べるつもり」と話した。 解任案が提出される場合、与党理事6人中2人が野党圏理事(3人)側に立てばキム社長を退陣させられる。
このような動きに対して文化放送労組は「与・野が19代国会院構成をする過程で放文振理事陣が新たに選任されれば、文化放送事態解決に積極的に取り組むという合意をした以上、合意が尊重されるものと期待する」という立場を明らかにした。
ユ・ソンヒ、チョ・ヘジョン記者 duck@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/545271.html 訳J.S