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ヒョン・ビョンチョル再任命・KTX民営化…MB独善に沈黙する朴槿恵

原文入力:2012/07/29 20:43(1420字)

←セヌリ競選候補‘3040 政策トーク’ 29日、坡州(パジュ)ヘイリ、エメクアートホールで開かれたセヌリ党大統領選挙競選候補者らの‘3040政策トーク’で朴槿恵議員が発言している。 坡州/シン・ソヨン記者 viator@hani.co.kr

党内では "義妹の疑惑のためにMBに引きずられて行くようだ" 分析も
李明博大統領の独善的な国政運営が続いているが、与党の有力大統領候補である朴槿恵セヌリ党大統領選挙競選候補は沈黙している。

  キム・ジェチョル<文化放送>(MBC)社長の任期保障とヒョン・ビョンチョル人権委員長再任命問題が代表的だ。 李大統領は国民の大多数が反対している二人を使いつづける意を明確にしている。 李大統領はまた、文化放送の経営権を握っている放送文化振興会(放文振)理事陣を変えながらも、キム・ジェチョル体制を保護してきたキム・ジェウなど3人の理事を留任させた。 交替した与党持分理事3人の中でキム・ヨンチョル前文化放送副社長を除くパク・チョンイル淑明(スンミョン)女子大メディア学部教授とキム・チュンイル言論仲裁委員など2人も大統領府が信じた人物と知らされた。 キム・ジェチョル社長は退出はさておき留任可能性がさらに高まった。 論文盗作と反人権的形態によって与党内ですら反対しているヒョン・ビョンチョル人権委員長候補者に対しても同じだ。

  この間主な局面で李明博大統領と頭角を突き合わせてきた朴候補の態度とは全く違った態度だ。 与党のある高位要人は29日 「キム・ジェチョルとヒョン・ビョンチョルに対してはMBが大統領の人事権に関する事項なので触るなという意をセヌリ党と朴槿恵議員側に伝達したものと理解している」として「まもなく再任命を押し切るものと見られる」と話した。

  こうしたためか、朴議員は非常対策委員長時期以後に強調している‘変化と刷新’に逆行するこのような動きに対して一切口を閉ざしている。 先月22日ストライキ記者解雇など文化放送大量懲戒時 「ストライキが懲戒事態まで行ったことは真に残念なことだと考える」と言ったことが言及の全てだ。

  朴槿恵キャンプのある高位関係者はこの日「このようにしていれば国民の目には‘イ・ミョンパク・クネ’と映るだろう」とし「私たちも朴候補の沈黙が苦しい」と話した。 朴槿恵キャンプの別の核心関係者は 「党内競選中の状況で有力走者が現職大統領と角を立てることは難しい」として「MBとの差別化有無は党候補になった後に判断するというのが朴議員の考え」と話した。

  だが、政界では朴議員が弱点を握られたのではないかという言葉も出てきている。 セヌリ党の首都圏選出のある議員は「キム・ジェチョルやヒョン・ビョンチョル問題は批判を強くするほど大統領選挙に役立つ懸案なのに、朴議員が傍観ないしは事実上肩を持っていることは理解できない」とし「弟のパク・ジマンと義妹ソ・ヒャンヒの各種疑惑のために朴議員がMBに引きずられて行っているのではないかという気がする」と話した。

キム・ジョンチョル記者 phillkim@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/544767.html 訳J.S