原文入力:2009-03-27午後08:42:30
[‘チャン・ジャヨン文書’捜査半月目]
遺族が告訴した‘有力要人’
警察,召還せずにモタモタ
‘証拠収集不十分’繰り返すのみ
捜査意志不足指摘 非難
キム・キソン記者,クォン・オソン記者
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タレント故チャン・ジャヨン(29)氏の性上納強要疑惑を巡る警察の本格捜査が28日で半月をむかえる。しかし、チャン氏に性上納を強要したと名指しされた所属会社前代表キム・某(40)氏の逃避行為が続き、捜査が乱気流に漂っている。警察は捜査対象者を13人に圧縮したものの、手でつかめる成果物を出せずにいる。
■ ‘後の祭り捜査’
半月が過ぎた去る7日、自宅でチャン氏が亡くなったまま発見され、警察は死亡原因を‘うつ病による自殺’と結論付けた。
ややもすると‘単純自殺事件’で済まされそうだったが、13日<韓国放送>が性上納を強要されたという内容のチャン氏文書を公開しうわさが飛び交い、芸能界不正事件に飛び火した。特に、性上納と酒接待を受けた人物中に新聞社代表など有力要人が絡んでいると分かり世間の関心はさらに熱くなった。
これに伴い警察は直ちに再捜査に入り、この過程でチャン氏遺族たちは文書に登場した有力要人などを性売買などの疑惑で警察に告訴した。警察は接待場所として知らされたチャン氏所属会社前代表キム氏所有のソウル,三成洞の建物に対して二度押収捜索を行い、チャン氏文書作成に関与した前マネジャー ユ・某(29)氏もまた召還し更に強力に調査した。
しかし捜査は大部分マスコミの報道内容を再確認する‘後の祭り捜査’水準を抜け出せずにおり、まだチャン氏文書の‘残り3枚’さえ見つかっていない。チャン氏が作成した文書は計7枚で、警察は4枚だけ確保している状態だ。
■警察,何点出すだろうか?
警察内外ではチャン氏事件がそれほど複雑ではないと話す。捜査の核心は実際に一部有力人士が‘無力な新人女優’を‘性的オモチャ’にしたかどうかを明らかにすることだ。
だが警察は27日になっても「どちらか一方が酒の席で不適切な行動をした事実を確認中」として、その他の内容に対しては口を固く閉ざしている。警察は「関連者らの出席要求のためには証拠収集と事実関係確認がある程度終えられなければならない」という言葉だけを繰り返している。
こういう態度が続き、警察の捜査意志に対する懐疑が大きくなっている。警察捜査が婉曲に言ってやめるのではないかと疑うものだ。
警察はこの日「被告訴人と文書登場人物の性売買特別法違反などの疑惑と関連して(参考人調査を通じて)接待場所と日時が相当多く把握された」として「これらを対象にした通信捜査など最終確認が必要だ」と明らかにした。全く得るところがなくはないということだが、実際何点の捜査結果を出すのか見守る必要がある。
城南/キム・キソン,クォン・オソン記者player009@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/346617.html 訳J.S