原文入力:2012/07/23 21:17(1077字)
←三星電子半導体工場で働いて白血病で亡くなったファン・ミヌン氏の7周忌追慕集会が23日午後ソウル、瑞草区(ソチョグ)の三星電子前で開かれ、ファン氏の夫人チョン・エジョン(35)氏が祭壇に酒杯を上げている。 裁判所はこの日サムスン一般労組の‘屋外集会禁止通告処分’に対する執行停止申請を受け入れ、三星電子本館前での集会を許容した。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr
‘幽霊集会’先行獲得のために警察は禁止通告
裁判所、白血病死亡追慕集会 許容
三星本館前での労組集会を警察の禁止通告にもかかわらず開催できるよう許容する裁判所の初決定が下された。
23日ソウル行政法院14部(裁判長 チン・チャンス)は三星労組がソウル、瑞草(ソチョ)警察署長を相手に出した‘屋外集会禁止通告処分取消訴訟執行停止申請’を受け入れ、この日三星本館前で‘三星半導体白血病死亡労働者故ファン・ミヌン7周忌追慕集会’を開くことを許容した。
現行の集会および示威に関する法律を見れば、時間・場所が重なる複数の集会が申告される場合、所轄警察署は後から受け付けられた集会・示威に禁止を通告することができる。 この規定を悪用した企業側は、これまで労組集会を‘合法的’方式で事前遮断してきた。 下請け職員数十人を雇用して本館前‘幽霊集会’を労組員より先に所轄警察署に申告することによって労組集会を防いできたのだ。 三星労組の今回の追慕集会もこのような理由で禁止通告を受けたが、この日の裁判所の許可決定により集会を開けた。
裁判所は「集会不許可によって三星労組に発生する損害を予防するために緊急な必要があると認められ、集会の許容により公共福利に重大な影響を及ぼす恐れがあるとは認め難い」と決定趣旨を説明した。
三星労組はこの日午後5時から2時間にかけて参加者発言と厄払いの踊りなどで集会を進行した。 龍山惨事遺族と大学生分かち合い文化・全国撤去民連合などの団体から来た100人余りが警察と取材陣に囲まれて集会に参加した。 道の向かい側では三星系列会社職場文化協議会所属の120人余りの職員が 「集会騒音やめろ!」等の手立て札を持って労組集会に反対する集会を行った。
パク・テウ、キム・ジフン記者 ehot@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/543844.html 訳J.S