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北, 3月末 ロケット発射可能…“4月4日有力”

原文入力:2009-03-26午後10:33:39
液体燃料 注入手続きだけ残して
早ければ28~29日に完了可能
摩擦憂慮, 予告日に撃つ模様
“成功の可能性大きいと見なければ”

クォン・ヒョクチョル記者,キム・トヒョン記者

←北朝鮮,咸鏡北道,花台郡,舞水端里にある長距離ミサイル発射基地。来月4~8日‘人工衛星’を発射すると予告した北韓は最近発射台(写真右側四角内)にロケットを装着したことが明らかになった。写真左側の建物は統制所だ。デジタルグローブが23日撮影した衛星写真だ。 ロイター連合

北韓の長距離ロケットが去る24日午後、咸鏡北道,花台郡,舞水端里の発射台に姿を表わした。北韓が大型クレーンでロケットを発射台に立てたことは‘発射予備動作’と見られる。この間、言葉だけで‘人工衛星’を撃つと言っていたが本格行動に出たわけだ。
発射まで残された技術的手続きは発射台に装着されたロケット推進体に液体燃料を入れることだ。北韓が推進体に注入した燃料を再び取り出す場合、爆発の危険性が大きいので燃料注入段階に入れば事実上発射は秒読みに入ったと見ることができる。ロケットに燃料を入れるには3~4日かかる。北韓が今からロケット燃料注入作業を始めるならば28~29日頃にはロケット発射に必要な技術的手続きは終えられる。北側が‘人工衛星’を発射すると予告した来月4~8日より五日余早い。

このために米国と日本の言論は北側のロケット発射日が前倒しになる可能性もあると報道している。だが、日本政府の高官は26日「北韓は発表したことは基本的に守る」として「天候によるが多分4日にミサイルを発射するだろう」と見通した。韓国国防研究院関係者も「発射以後の国際社会との摩擦を最小化し、人工衛星という主張の正当性を確保するためにも発射予定日に撃つだろう」と話した。

現在発射台にあるロケットの上部は覆いで遮られており、韓-米情報当局は、ミサイルなのか人工衛星なのか実体を確認できずにいると分かった。覆いで隠したのは米国諜報衛星の追跡を避け雨によるホコリなどから保護しようとするためと見られる。韓国航空宇宙研究院関係者は「発射体の人工衛星可否は発射前または発射後の飛行過程では分かり難く、地球軌道に進入した後になって初めて識別することができる」と話した。

チョン・セヒョン前統一部長官はこの日<仏教放送>に出演し「北韓とイランはミサイル発射と関連して技術協力が緊密になされているが、最近イランが発射した衛星発射体が成功した」として「(北韓も)今回成功する可能性が大きいと見なければならない」と話した。イランが去る2月に自主開発した衛星運搬用ロケット サフィール-2号に'オミドゥ’衛星を載せ発射に成功したが、北韓が関連データと技術を伝授され発射成功を確信しているのではないかという分析だ。

米・日は大気圏を脱出した北側ロケットの追跡・迎撃に備えSM-3ミサイルを搭載したイージス艦を東海上に各々2隻ずつ配置している。日本政府は27日、安全保障会議を開き自衛隊法を根拠に`弾道ミサイル破壊命令’を発令する予定だ。しかし、北韓が国際機構に人工衛星だとすでに明らかにした状態であり、両国が実際に迎撃に及ぶ可能性は殆どない。韓国もイージス艦の世宗大王艦を東海に送る予定だ。世宗大王艦はロケットが発射されれば追跡・探知任務を引き受ける展望だ。

クォン・ヒョクチョル記者,東京/キム・トヒョン特派員nura@hani.co.kr

原文:https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/346381.html 訳J.S