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PD手帳 チーム 自宅まで捜索…`逮捕・押収された'言論の自由

原文入力:2009-03-26午後11:04:14
MBC時事教養局 ディレクターら 全面製作拒否突入
検察 “狂牛病 撮影原本 見てこそ”本社捜索示唆

イ・ムニョン記者,ソク・ジンファン記者

←手帳の隅々までソウル中央地検捜査官らが26日午前‘PD手帳’狂牛病編を製作したイ・チュングン<文化放送>ディレクターのソウル,麻浦区,塩里洞の自宅を押収捜索し、居間什器を取り出し調べている。壁には去る2月結婚1周年をむかえたイディレクターの結婚記念写真が貼られている。 チョン・ヨンイル記者yongil@hani.co.kr

ノ・ジョンミョン<YTN>労組委員長拘束に続き、検察が<文化放送>(MBC)イ・チュングン ディレクターを電撃逮捕し、製作陣の自宅に対する押収捜索に出たことにより、文化放送時事教養局ディレクターたちが製作拒否に入るなど波紋が広がっている。
世界的人権団体の国際アムネスティはノ・ジョンミョン委員長拘束に対する人権侵害疑惑調査を国連人権理事会に要請した。

ソウル中央地検刑事6部(部長チョン・ヒョンジュン)は26日、米国産牛肉の狂牛病危険性を報道した<文化放送>‘PD手帳’製作陣6人の自宅を押収捜索した。検察はこの日午前、出席要求書を送ったが検察に出てこなかったチョ・ヌンヒ前PD手帳責任ディレクター(CP)等、ディレクター4人と作家2人の自宅に捜査陣を送り、コンピュータとPD手帳製作に関連した文書などを押収した。検察はまた25日夜、逮捕したイ・チュングン ディレクターを相手にPD手帳の製作経緯,意図的にわい曲放送したのかどうかなどを調査した。チョン・ビョンドゥ ソウル中央地検1次長は、「被告訴人らが昨年にも三回にわたり召還に応じず、今回の出席要請に対しても応じないという立場を公開的に明らかにしたので、追加で出席要請をしても意味がないと判断した」と逮捕理由を明らかにした。検察は「PD手帳が放送内容を意図的にわい曲したかを判別するためには必ず撮影原本を見なければならない」という態度であり遠からず文化放送本社を押収捜索する可能性もある。

文化放送時事教養局ディレクターたちは26日午前からイ・チュングン ディレクターが解放される時まで製作拒否をすることにした。逮捕されなかったソン・イルジュン,チョ・ヌンヒ,キム・ボスル ディレクターは社内で30人余りで構成された死守隊の保護を受けており労組は28~30日ソウル中央地検前で糾弾集会を開く予定だ。チョ・ヌンヒ ディレクターは「1,2人検察が捕まえたからと言って自発的に捜査に応じることはない「と明らかにした。

世界最大の言論人連帯団体である国際記者連盟(IFJ)も26日、声明を出し「韓国の言論労組指導者が拘束された事態に驚きを禁じ得なくYTN社側と政府当局が談合し、永らく進行されてきた‘YTN事態’を解決するための交渉を傷つけることに恐れを感じる」と批判した。全国言論労組は声明を通じて「正当でない権力を壊滅し民衆のための真の民主政治部をたてる」として政権退陣運動を公開宣言した。韓国ディレクター連合会はこの日、緊急運営会議を開き言論の自由死守のための全国2800人余りのディレクター署名運動を行い、続いて全国ディレクター総会を開くこととした。民主党と民主労働党など野党も‘強力闘争’を宣言し批判隊列に立ち上がっている。

イ・ムニョン,ソク・ジンファン記者moon0@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/346358.html 訳J.S