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BBKニセ手紙も…黒幕はいないという検察

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/542346.html

原文入力:2012/07/12 22:07(948字)

関連者全員無嫌疑 結論

 ソウル中央地検特捜1部(部長 イ・ジュンヒ)は2007年大統領選挙直前に火がついたいわゆる‘BBKニセ手紙’名誉毀損事件関連者を12日、全員不起訴処分した。 検察はニセ手紙の‘プランナー’としてヤン・スンドク(59)慶煕(キョンヒ)大行政室長を名指しし、その背後に黒幕はないと結論を下した。

 検察はヤン氏がキム・キョンジュン(46・収監中)氏の監獄同僚であるシン・ギョンファ(54・収監中)氏の弟であるシン・ミョン(51)氏から聞いた話を利用してハンナラ党側に功績を立てるために手紙の草案を作成したと明らかにした。 このようにして作成された‘ニセ手紙’をヤン氏から次々と伝達されたキム・ビョンジン(66)斗源(トウォン)工大総長(当時、李明博候補キャンプ特別補佐官),ウン・ジンス(51・収監中・当時BBK対策チーム長)前監査院監査委員、ホン・ジュンピョ(58・当時クリーン政治委員長)前セヌリ党代表はこの手紙の作成者をシン・ギョンファ氏と思ったと検察は説明した。

 検察は「初めにキム・ビョンジン氏を通じて伝えられたこの手紙をウン前委員やホン前議員が‘信じられない’として面と向かって非難した点などに照らして、ハンナラ党でも別の関係者が手紙の作成を企画したり伝達過程に介入する余地がない構造」と付け加えた。

 検察は‘キム・キョンジュン氏が当時、与党と組んで李明博 ハンナラ党候補に打撃を加えるために入国する’というニセ手紙の内容に対しても、‘事実と信じるに足る根拠’に従ったものなので、他の人の名誉を傷つけようとする‘虚偽の認識’はなかったと判断した。 シン・ミョン氏がシン・ギョンファ氏の米国の知人チュ・某氏から聞いた内容を根拠に作成されたことであるだけに、ヤン氏がたとえ‘ニセ手紙’を作ったとはいえその内容は事実だと信じていたということが検察の説明だ。 キム・テギュ、キム・ボヒョプ記者 dokbul@hani.co.kr

原文: 訳J.S