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最終標的はノ・ムヒョン前大統領?

原文入力:2009-03-26午前08:53:05
“検察,より大きいことをやる ” 捜査方向 触覚
与党 “前大統領でも処罰を受けて当然” 煽る
盧 前大統領側 “緻密な企画捜査” 反発

シン・スングン記者

←パク・ヨンチャ会長ロビーに関わったり疑惑を買っている人々(※イメージ クリックすれば拡大)

全方向に広がる‘パク・ヨンチャ リスト’捜査の最終目標地点は果たしてどこか?
大統領府と検察は「出てき次第捜査する」という原則論を強調する。政治的目的の企画捜査ではないということだ。しかし政界内外では今回の捜査の最終着弾点が結局、盧武鉉前大統領ではないかという観測が出てきている。

ハンナラ党親イ・ミョンバク系統議員らが与党の次期院内代表に推しているアン・サンス議員は、25日盧前大統領処罰の可能性を公開的に取り上げ論じた。彼はこの日<平和放送>インタビューで「パク・ヨンチャ氏がノ・ムヒョン政権の実力者と違うか」として「盧前大統領と関連した疑惑が犯罪になるならば、前職大統領といえども処罰を受けるのが法治主義理念に符合する」と話した。

ホン・ジュンピョ院内代表がこの日党最高委員会議で「イ・ミョンバク候補は道徳性是非だけで(大統領)選挙を行ったし、政府スタート後にも絶えず道徳性是非でイ政府が難しかった」として「今は韓国の腐敗スキャンダルを調査しており、今回のリスト政局を契機にnoblesse oblige(指導層が持つべき道徳的義務)の伝統を確かにするイ・ミョンバク政府にならなければならない」と力説したのも尋常でない場面だ。イ・ミョンバク大統領はすでに大統領選挙の時からBBK疑惑等を通じて徹底的に道徳性検証を終え不正な金の取引がないだけに、政治的地位に対する考慮抜きで厳しく処断しなければならないという方針を反映したものと見られる。

親イ・ミョンバク系のある議員は「パク・ヨンチャ氏が釜山・慶南政治家をあまねく管理したとしても、ノ・ムヒョン政権では盧大統領の後援者ではなかったか」として「どこまで広がるのかは速断できない」と話した。だがまた別の親イ・ミョンバク系議員は「盧前大統領を直接ねらう場合、捜査意志が政治的にわい曲され事実上全面戦争に行くことになるので、その線までは行かないだろう」と話した。

ノ・ムヒョン前大統領側は極度に言葉を慎み、捜査目標と方向を計りかね苦心を繰り返している。盧前大統領を側近として補佐してきたある高位要人は「パク・ジョンギュ前民政首席逮捕など、現在の捜査進行状況に対して全く情報がなく、どこまで広がるか分からない」として「私たちも真に苦しい状況」と話した。ただし、検察が捜査序盤から民主党内の親盧核心であるイ・クァンジェ,ソ・カッボン議員を狙い、盧前大統領と司法準備を共にしたパク・ジョンギュ前民政首席を拘束したのに続き、盧前大統領が在任中に総理に起用しようとしたキム・ヒョッキュ前慶南知事召還説まで出回るや、盧前大統領に対する道徳的破産と政治的武装解除を目標にした企画捜査ではないかという疑いのまなざしを送っている。

民主党親盧側のある議員は「検察がイ大統領の側近であるチュ・プギル前広報企画秘書官拘束で均衡を合わせたようだが、ハンナラ党のホ・テヨル,クォン・ギョンソク議員など現与党の周辺部の人々だけ問題にして、チョン・シンイル高麗大校友会長などイ・ミョンバク大統領の最側近に対する疑惑には尻尾を切りそうだ」として「明白に企画されたノ・ムヒョン殺しに流れる可能性がある」と反発した。

これとは別に、盧前大統領側は‘パク・ヨンチャ氏の香港法人の資金50億ウォンが米国居住の盧前大統領の知人管理口座に送金された’という主張など、言論に報道された各種疑惑に対して自ら真相把握に出るなど検察の本格的な攻撃に備えていると知られた。 シン・スングン記者skshin@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/346274.html 訳J.S