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"主体思想派議員にはこん棒が薬" クーデター勢力が集まって‘従北追い立て’

原文入力:2012/07/05 08:22(1658字)

[現場] ハナ会 出席‘大佐連合会セミナー’
第5共和国 実力者 チョン・ホヨン前長官が祝辞
南労党 偽装活動家事件への言及も
"狂犬にはこん棒が薬です。"

 4日ソウル、龍山区(ヨンサング)の国防部国防会館で‘陸海空軍海兵隊(予)大佐連合会’主催で開かれた‘従北勢力の実体と対応策’というセミナー現場。 第5共和国の実力者であったチョン・ホヨン前内務部長官は祝辞を通じて「国会にまで従北勢力が進入して大声を上げている」として、このように話した。 チョン前長官は 「私は従北勢力に関心が強い。 従北勢力を打倒するには懐柔では駄目だ」と話した。 席を埋めた300人余りから拍手がわきおこった。 12・12クーデター主役の1人であるチョン前長官は80代の自分だが従北勢力の話が出るや依然としてやる気満々だった。

 行事会場の入口にはキム・クァンジン国防部長官の祝いの花輪が置かれていた。 セミナーが開かれた国防会館は国防部の勤務支援団が運営している。 国防部だけが力を加えたのではない。 この行事は行政安全部が後援した。 セミナーを主催した大佐連合会関係者は「実務を受け持っている行安部公務員も参加した」と伝えた。

 祝辞を終えたチョン前長官横にコ・ミョンスン前3軍司令官、チョン・ジンテ前連合司令部副司令官、ミン・ビョンドン前陸軍士官学校校長などが並んで座った。 国会国防委員長を狙っているファン・ジンハ セヌリ党議員も同席していた。 陸軍士官学校出身である彼らは全斗煥前大統領を頂点として軍内部で強大な力を発揮した私組織ハナ会の一員だ。 彼らは全斗煥・盧泰愚大統領時期に出世街道を走った。 チョン・ホヨン前長官とコ・ミョンスン前司令官らは先月陸軍士官学校査閲で論難をかもした経緯がある。

 この日のセミナーは事実上、野党を従北勢力として規定する‘従北追い込み’行事であった。 チョン前長官などハナ会メンバーが大佐連合会行事に参加したのは今回が初めてだ。

 3選議員であるファン・ジンハ議員は「私が今回国会常任委員長も務めることになりそうだ」として「主体思想派活動家だけで10万人だ。 国会に入ってきた何人かの主体思想派従北勢力が政界を揺るがさないよう最善を尽くす」と話した。 ファン議員は「10年以上にわたり左派傾向政府から保護や黙認の下に成長してきた従北勢力、親北韓勢力は驚くほど勢力を拡大した」と付け加えた。

 2時間余り進行されたセミナーでは去る4・11総選挙結果について「統合進歩党をはじめとして民主と進歩を前面に掲げた広範囲な従北左派勢力が国会に進出したことに注目しなければならない」と意見を集約した。 1940年代国会偽装活動家事件も言及された。 チョン・ホヨン前長官が祝辞で「オ・ジェド検事が南労党偽装活動家国会議員13人を全て摘出した」とほのめかした。 発表者として参加したヤン・ドンアン韓国学中央研究院名誉教授は「現時点で偽装活動家事件の基準で国会議員を摘出すれば40~50人は捕えられる。船に例えればどこの国にも反体制勢力を抱えられる積載量があって、わが国ではそれを超過した」と話した。

 セミナーの司会は全斗煥・盧泰愚・金泳三大統領時期に大統領府で秘書官を務めたキム・チュンナム博士が引き受けた。 軍からはユン・ギュシク陸軍総合行政学校教授が参加した。 この席には軍出身のペク・グンギ民主統合党議員、キム・ジョンテ セヌリ党議員も招請を受けて参加した。 大佐連帯会議のある幹部は「左右を問わず政治的中立を守りながら従北勢力の実体を覗いて見ようという趣旨で開かれた行事」と話した。 文・写真 ハ・オヨン記者 haha@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/541115.html 訳J.S