原文入力:2012/06/23 09:03(1889字)
←杭の代わりに菊の花 日本極右派男性たちが去る19日ソウル、鍾路区(チョンノグ)、中学洞(チュンハクトン)の日本大使館前にある慰安婦少女像を冒とくする蛮行を犯した事実が知らされた22日午前、警察が少女像の周辺を守っている。 少女像のそばには誰かが持ってきて置いた菊の花が置かれている。 キム・ジョンヒョ記者 hyopd@hani.co.kr
日本右翼‘慰安婦団体’威嚇が続いている
挺身隊対策協に‘性器写真’まで送りつけ
3月には韓国大使館前に‘杭’
"ノイズ戦略に沈着冷静な対応を"
去る19日、日本極右活動家がソウル、鍾路区(チョンノグ)、中学洞(チュンハクトン)の日本大使館前にある慰安婦少女像に‘竹島は日本の領土’と書かれた杭を縛りつける蛮行を犯した中で、日本右翼が慰安婦被害ハルモニを支援する団体である韓国挺身隊問題対策協議会(挺身隊対策協)に継続的に威嚇を加えてきていたことがわかった。
アン・ソンミ挺身隊対策協チーム長は22日 「数年前から慰安婦ハルモニらと共に日本大使館前で集会を開く毎週水曜日午前に日本語や英語を使う身元不詳の人々が‘俺は韓国が嫌いだ、お前らはどうしてそうなんだ’などの嫌がらせ電話を事務室にかけてきている」と明らかにした。 アン チーム長は「さらに昨年には女性の性器写真が入れられた郵便物が挺身隊対策協事務室に配達され、ハルモニたちが驚く事件もあった」と伝えた。 挺身隊対策協側は日本右翼活動家が威嚇用に送った手紙と把握しているが、手紙には写真だけで他の内容物がなく当時警察に捜査を依頼しはしなかった。
軍慰安婦被害者問題に対する日本右翼の威嚇・脅迫が継続的に行われ、最近になってその強度が高まっているというのが挺身隊対策協側の説明だ。 日本右翼の威嚇は米国、ニューヨークなどの慰安婦被害者追悼碑建設(2010年10月),駐韓日本大使館前の少女像建設(2011年12月),慰安婦被害者を賛える戦争と女性人権博物館建設(2012年5月)等と関連するものと見られる。 アン チーム長は「日本右翼が以前には具体的な威嚇はしてこなかったが、最近1~2年間このような威嚇が増えている」と話した。
今回の‘竹島杭’事件には‘在日特権を許さない市民の会’(財特会)が介入したものと挺身隊対策協は推定している。 財特会は去る3月にも日本、東京にある韓国大使館前花壇に‘竹島杭’と似た大きさの杭を置いて行った経緯がある。
今回直接 杭を設置し動画で撮った鈴木信行(47)は‘維新政党・新風’という日本右翼政治団体の代表であることが確認された。 この団体は「大東亜戦争はアジア解放のために起こしたこと」と主張するなど極右指向を見せている。鈴木は昨年8月、日本の国会議員が独島(ドクト)を訪問するために韓国に来た時も同行していたことが分かった。 法務部は問題を起こした鈴木の再入国を阻む方案を検討中だ。
ハ・ジョンムン韓神(ハンシン)大日本学科教授は「存在感が微々たる極右団体がノイズ マーケティングを行い、日本国内で存在感を大きくしようとするための行動であるから、私たち国民はそれに巻き込まれずに沈着冷静に批判する方法を取るのが良い」と語った。
しかし日本大使館周辺を守っていた警察が少女像に杭を縛りつける鈴木を発見していながら、それを阻まない姿が撮影された動画が拡散しながらネチズンの間では 「警察は‘目がついているのか’か」 という批判世論が広がっている。 批判が続くと警察はこの日、日本大使館前警備人員を2倍に増やして日本語を話す警察官も投入する方針を明らかにしたが、具体的な捜査方案はまだ出せずにいる。
日本大使館を管轄するソウル、鍾路(チョンノ)警察署関係者は「財物損壊罪を適用できるか関連法律を検討したが適当な方法がないと結論を出した」として「今のところは捜査する計画がない」と話した。 挺身隊対策協事務室を管轄する麻浦(マポ)警察署関係者も「少女像に杭を縛りつけた行為は財物損壊などの疑惑適用が可能だが、外交的に接近しなければならない問題であり検討してみなければならない」と明らかにした。 ホ・ジェヒョン、ユン・ヒョンジュン記者 catalunia@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/539178.html 訳J.S