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YTN ノ・ジョンミョン委員長 拘束

原文入力:2009-03-25午前12:11:47
言論労組 “政権退陣 闘争”
学界 “公権力乱用” 批判

キム・ドンフン記者,キム・ナムイル記者

←ノ・ジョンミョンYTN労組委員長

ソウル,南大門警察署は24日、社長の出勤を阻止したり社長室を占拠した疑惑(業務妨害)でノ・ジョンミョンYTN労組委員長を拘束した。ソウル中央地裁はこの日夜、ノ委員長とヒョン・トクス前委員長,チョ・スンホ記者など三人に対して検察が請求した拘束令状を実質審査した結果、ノ委員長に対して拘束令状を発行しヒョン前委員長など2人の拘束令状は棄却した。

クォン・キフン ソウル中央地裁令状専門担当部長判事は令状実質審査の後、「証拠隠滅および逃走の恐れがある」としてノ委員長の拘束令状発給理由を明らかにした。ヒョン前委員長など2人に対しては「収集された証拠に照らして証拠隠滅および逃走の恐れがあると見にくく加担程度が低い」として拘束令状は棄却した。

1999年放送法改正闘争で<韓国放送>と<文化放送>所属言論人6人が拘束された以後、去る10年間に現役言論人が労使葛藤などで拘束されるケースは殆どなかった。全国言論労組はノ・ジョンミョン委員長に対して令状が発給されるや全面ゼネストと共に政権退陣闘争に出ると明らかにした。

YTN労組はこの日夜、声明を出し「10年ぶりに言論人が拘束された事態に対して怒りと悲痛さを感じる」として「ストライキ闘争を動揺することなく継続する」と付け加えた。

YTN弁護団のソン・ホチャン弁護士も「ストライキを予定している労組委員長が逃走や証拠隠滅の恐れがあるということは理解することはできない」として「出勤阻止デモも裁判所の仮処分決定が許した適法な範囲で行ったもので業務妨害疑惑を適用したことも納得できない」と話した。チュ・ドンファン光云大教授(新聞放送学)も「不拘束捜査で充分なのに身分が確実であり、警察調査に応じなかった訳でもない現職記者を拘束したことは行き過ぎた公権力乱用」と批判した。

先立って韓国記者協会(会長キム・ギョンホ)はYTN記者らの不拘束裁判を嘆願する署名運動を出入処毎に行った。最高検察庁とソウル中央地裁出入り記者らが相次いで嘆願声明を出した。 キム・ドンフン,キム・ナムイル記者cano@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/346040.html 訳J.S