原文入力:2012/06/12 13:54(1805字)
←朴槿恵前セヌリ党非常対策委員長(左)が1日午後、国会で開かれた議員総会で19代国会議長候補者投票を終えた後、カン・チャンヒ候補と挨拶している。
朴議員の元老メントグループ‘7人会’第5共和国出身が大多数
19代国会議長に内定したカン・チャンヒ議員も第5共和国要人
第5共和国が復活している。
第5共和国勢力の復活は与党の有力大統領選挙走者である朴槿恵セヌリ党議員の側近がセヌリ党と国会を掌握しながら現れた現象と分析される。 ‘国家反乱首魁’全斗煥氏が大統領に就任して始まった第5共和国の主軸勢力が親朴勢力と相当部分重なるためだ。
先ず朴議員の元老メントグループと言われる‘7人会’はほとんどが第5共和国出身人物で充たされている。 キム・ヨンファン(80)セヌリ党常任顧問は先月24日言論インタビューで朴槿恵議員を助ける元老グループの存在について「人々は7人会と呼ぶが、時々会って食事して歓談する。私を含めてチェ・ビョンヨル前ハンナラ党代表、アン・ビョンフン前朝鮮日報副社長、キム・ヨンガプ前議員、キム・キチュン前法務部長官、ヒョン・キョンデ前議員、カン・チャンヒ前議員だ。 4・11総選挙が終わった後にも朴槿恵 前委員長と一度集まった」と明らかにした経緯がある。
7人会の座長格であるキム・ヨンファン顧問は朴正熙維新政権の時、大統領府経済首席秘書官と財務部長官を務めた。
セヌリ党が19代国会議長に内定したカン・チャンヒ(66)議員は、陸軍士官学校25期で全斗煥前大統領の14年後輩であり、ハナ会の出身だ。 ハナ会は1963年全斗煥、盧泰愚など陸軍士官学校11期生が秘密裏に結成した私組織で、12・12軍事反乱、5・17クーデターを主導した。
キム・ヨンガプ(76)前セヌリ党議員もやはり陸軍士官学校17期で、維新の時に軍にいたが第5共和国ができて国家安全企画部企画調整室長と大統領秘書室民政首席秘書官を務めた。
キム・キチュン(73)前長官は検事として在職して維新政権時の1974年に中央情報部対共捜査局部長として派遣された。 ヒョン・キョンデ(73)前議員もやはり維新時期に検事をして第5共和国時期の1981年に国会議員になった。
この他にチェ・ビョンヨル(74)前セヌリ党代表は朝鮮日報で政治部長と編集局長を、アン・ビョンフン(74)前朝鮮日報発行人は維新時期に大統領府出入り記者だった。
一方、全斗煥査閲で論難がおきている陸軍士官学校はハナ会出身が歴代陸軍士官学校発展基金理事長を務め影響力を行使していることが確認された。
チョン・ホヨン(陸軍士官学校11期)は陸軍士官学校発展基金3・4代理事長を2004年から8年間務め、去る3月に退任した。 その後は全斗煥・イ・ジョング(陸軍士官学校14期)を結ぶハナ会3大核心人物であるキム・ジンヨン陸軍士官学校17期)前陸軍参謀総長が受け持っている。 キム・ジンヨンは12・12事態当時に首都警備司令部33警備団長で、第5共和国の‘開国功臣’だ。
このような第5共和国勢力の復活に対して市民社会・野党の憂慮が大きい。 5・18記念財団など全国463ヶの歴史・民主化団体で構成された‘歴史正義実践連帯’は去る11日声明を出して 「昨年8月全斗煥前警備室長アン・ヒョンテの国立墓地安置強行、教科部の中学校歴史教科書検定基準から3・15,4・19,5・18民主化運動など主要内容削除、新軍部の核心であるハナ会出身のカン・チャンヒ議員の国会議長内定、全斗煥など第5共和国核心人士の陸軍士官学校査閲など一連の情況が国民の犠牲の上に独裁者として君臨した第5共和国勢力の復活の試みと疑わざるをえない」として「新軍部勢力が国民と歴史に対する反省と謝罪をせずに今日の韓国の時計を逆に戻そうとする不純で陰険な試みを決して座視しない」と明らかにした。 進歩新党も去る11日から国会前で‘軍部独裁残党議員立入禁止’リレー1人示威に乗り出している。
イ・ギョンミ記者 kmlee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/537287.html 訳J.S