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[[土曜版]カバーストーリー] コルト コルテック 1900日・才能教育 1600日・コーロン 2400日…出口の見えない闘争

原文入力:2012/06/08 20:39(1679字)

1900日を超えて整理解雇撤回を目指して戦っているコルト・コルテック楽器

 高さ35mの韓進重工業タワークレーン上に籠城したキム・ジンスク民主労総指導委員は‘希望のバス’があったおかげで昨年11月10日 309日ぶりに再び地上に戻ることができた。 社会的関心と連帯がキム指導委員を生かした。 韓進重工業整理解雇事態は希望のバスでブレーキがかかったが、私たちの周辺には‘第2のキム・ジンスク’が依然として多い。

1900日を超えて整理解雇撤回を目指して戦っているコルト・コルテック楽器(写真)は代表的な長期闘争事業場だ。 整理解雇されて丸5年を迎えた去る2月、最高裁で不当解雇判決を受けたコルト楽器(株)労働者15人に会社側は最近再び整理解雇を通知した。 使用側は 「2008年8月に閉鎖した仁川、富平(プピョン)工場の事業再開を考慮しておらず、いかなる勤労者も当社で勤務できない状況」と解雇の理由を明らかにした。 パン・ジョンウン金属労組コルト楽器支会長は「(使用側は)去る5年間、解雇者たちの人生をまるごと壊しただけでも足りずに、(不当な整理解雇という)最高裁判決のインクも乾かぬうちに再び解雇を通知した」として「あまりに無念で闘争を中断できない」と話した。

1600日を越えている才能教育

 才能教育(写真)闘争もいつのまにか1600日を越えている。 才能教育事態が解決されない最大の理由は、形式的には‘事業者’だが実際には‘労働者’性を帯びた、いわゆる‘特殊雇用職’を労働者として認定しなければならないかという問題が絡んでいるためだ。 したがって表面的には一企業内でおきている労使葛藤のように見えるが、実際には特殊雇用職労働者全体の問題を代弁している。 このような理由で私たちの社会が才能教育事態にもう少し関心を持たなければならないという指摘もある。 才能教育解雇者たちはソウル、中区(チュング)、乙支路(ウルチロ)1街の才能教育社屋前で6日現在でも依然としてテント籠城を続けている。

コーロン整理解雇労働者

 8年間工場に戻れなかったコーロン(写真)整理解雇労働者も先月11日から京畿道(キョンギド)、果川(クァチョン)のコーロン本社前で再びテント座り込みを始めた。 彼らは「双龍(サンヨン)車闘争で整理解雇問題の深刻性が再び浮上している」として「コーロン整理解雇反対の戦いが終わっていないことを知らせるために闘争を始めた」と明らかにした。

 この他にも不法派遣労働者の正規職化を要求して闘争する現代自動車社内下請け労働者、三星(サムスン)半導体白血病被害労働者、整理解雇で1年を超えて本社占拠籠城をしている大宇自動車販売労働者、国外工場移転で整理解雇の危機に立たされたK2労働者、10年間に2回も解雇されたシグネティクス女性労働者、複数労組制で交渉権を失い学校前でテント座り込みをしている弘益(ホンイク)大清掃・警備労働者たちが出口の見えない長期闘争を続けている。

 ‘希望のバス’プランナーであるソン・ギョンドン詩人と労働者団体‘非正規職のない世の中作り’は希望のバス1周年を迎えて来る16~17日に1泊2日で長期闘争事業場問題解決のための‘希望の行進’をしようと提案した。 希望の行進は全国言論労働組合が座り込みしているソウル、汝矣島(ヨイド)公園から双龍車労働者がいる市庁前大漢門まで続く予定だ。 全国の闘争事業場は<ハンギョレ>ホームページでひと目で見ることができる。

https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/530266.html

キム・ソヨン記者 dandy@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/536843.html 訳J.S