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局長・部長級 15人 ストライキに参加…MBC キム・ジェチョル社長‘孤立無援’

原文入力:2012/06/05 20:16(1639字)

←パク・チウォン民主統合党院内代表(右端)と議員たちが5日ソウル、汝矣島(ヨイド)公園で‘言論掌握真相究明聴聞会’等を要求して8日目の断食座り込み中の全国言論労組指導部に会って話している。 リュ・ウジョン記者 wjryu@hani.co.kr

"大量懲戒…先輩たちが出る時"
10人は労組加入後に参加‘積極的に’
警察、労組幹部 5人 令状 再申請
言論労組、国会に聴聞会 要求

 <文化放送>(MBC)報道・時事プログラムを担当してきた局長級など高位幹部15人が労働組合のストライキに電撃参加した。 公営放送局長級幹部の多数がストライキに参加したのは初めての出来事だ。

 文化放送労組は5日「チョン・クァンウン前報道製作局長とチェ・ウチョル前時事教養局長、ホン・ドンシク局長など最古参の局長級幹部から中堅部長級まで15人がストライキの隊列に合流した」と明らかにした。 15人の中で非労組員だった10人は労組に加入申込書を出してストライキに参加した。 文化放送労組は幹部の合流によりストライキ128日目のこの日現在、参加者数が787人で最高値を記録したと明らかにした。

 文化放送労組は1982~91年に入社して報道・時事分野で長い経歴を積んだ幹部が多数ストライキに参加し、退陣を拒否するキム・ジェチョル社長の立場がより一層狭まったと主張した。 チョン・クァンウン局長は報道製作局長とパリ特派員を歴任し、ホン・ドンシク局長は<ソン・ソクヒの視線集中>と<ペ・チョルスの音楽キャンプ>を演出した。 ベルリン特派員に続き<MBC日曜インタビュー 人>の進行を務めたイム・テソン副局長、<アマゾンの涙>・<ヒューマン ドキュメンタリー 愛>を企画・製作したユン・ミヒョン部長、キム・ジョンファ副局長もストライキ参加者名簿に名前を連ねた。

 イ・ヨンマ労組広報局長は「職種と部門を越えて幹部社員が大挙ストライキに参加したことは文化放送の歴史はもちろん国内放送史上、類例のない初の事件」とし「幹部までほとんどが背を向けただけにキム・ジェチョル社長は直ちに辞退しなければならない」と主張した。 匿名を要求したある幹部は「後輩に対する待機発令と懲戒が相次ぐのを見て、もう先輩たちが助けるべき時だと判断してストライキ参加を決心した」として 「状況がここまできた以上、使用側も決断しなければならない」と話した。

 一方、全国言論労働組合は19代国会の法定開院期間であるこの日午後、ソウル、汝矣島(ヨイド)で‘言論掌握真相究明聴聞会’を要求する組合員決意大会を開いた。 言論労組は「国政調査と聴聞会開催がない19代国会は正当性がない」として「セヌリ党は落下傘社長によって強行された言論掌握真相究明のための努力に直ちに乗り出せ」と促した。 この日午前、パク・チウォン院内代表など民主統合党院内代表団はイ・ガンテク 言論労組委員長とキム・ヒョンソク 言論労組韓国放送本部長が8日目の断食中である汝矣島公園‘希望のキャンプ’を訪ね「報道機関ストライキに対する国政調査と聴聞会は絶対に譲歩しない」として「(セヌリ党は)不正の温床であるキム・ジェチョル社長退陣について誠意を見せるべきだ」と話した。

 こうした中でソウル、永登浦(ヨンドンポ)警察署は先月21日、裁判所で拘束令状申請が棄却されたチョン・ヨンハ委員長など文化放送労組指導部5人に対して拘束令状を再申請した。 労組は 「無理に令状を再申請したことはキム・ジェチョル社長に対する退陣圧迫など世論悪化を防ぐための姑息な手」 と明らかにした。

ユ・ソンヒ記者 duck@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/536264.html 訳J.S