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初出勤 イ・ソクキ議員に‘イム・スギョン論難’訊いてみた

原文入力:2012/06/05 15:07(1738字)

←5日午前ソウル、汝矣島(ヨイド)国会議政支援館で開かれた統合進歩党議員総会を終えてイ・ソクキ議員が国会を出ている。 【ソウル=ニューシス】

"正義感を持って20代運動圏の心情で仕事をする"
"朴槿恵委員長発言、維新の復活を見るようだ"

 マスコミの視線を避けて2週間以上にわたり公式日程なしで‘潜行’してきたイ・ソクキ統合進歩党議員が5日朝ソウル、汝矣島(ヨイド)の国会議員会館に初出勤した。 この日朝8時頃、紺の背広に空色のネクタイ姿で現れたイ議員は 「(党紀委で除名手続きが進行されていることと関連して)党の決定を待っている。 現在は辞退するつもりがない」と明確な語調で話した。 それと共に彼は‘19代国会議員として議院活動を始める所感’を尋ねる記者たちの質問に」正義感を持って20代の運動圏の心情で仕事をする」という覚悟を明らかにした。 現在進行中の党真相調査特別委の調査活動と関連しては「この間、徹底して真相を明らかにしなければならないという話で一貫してきたし、責任を負うべきことがあれば責任を負う」と付け加えた。

 この日イ議員側の参謀陣は前日予告された朝出勤を控えてあらかじめ議員会館に出てきてイ議員を待っていた取材陣と‘フォトライン’および‘問答’等をあらかじめ調整するなど鋭敏に動いた。 数十人の取材陣が一度に押し寄せ見苦しい姿が演出されることを予め防ぐという趣旨であった。

←5日午前ソウル、汝矣島(ヨイド)の国会議政支援館で開かれた統合進歩党議員総会でイ・ソクキ(左)、キム・ジェヨン議員が一緒に参加している。 【ソウル=ニューシス】

 黒のK7に乗って国会議員会館新館ロビー前で降りたイ当選者は、比較的余裕ある表情で取材陣の写真撮影に応じた。 続く記者たちとの問答で彼は意を決したように朴槿恵 前セヌリ党非常対策委員長が自身に対する除名を推進すると言及したことに対して語りだした。 イ議員は 「維新の復活を見るようだ。 朴正熙軍事独裁時代に人民革命党事件で罪のない民主人士が司法殺人にあった。 (私に対して除名をするということも)立法府による司法殺人ではないかと考えられる。 2万ドル時代に500ドル時代の思考をしている」と朴前委員長を批判した。

 民主党に関連した質問では比較的言葉を慎んだ。彼は‘従北問題や除名処理の件が民主統合党と野党圏連帯に影響を与えるでのはないか’という記者たちの質問に 「慎重に見守らなければならない」として言葉を慎んだ。 最近議論になったイム・スギョン民主統合党議員の‘脱北者卑下発言’に対しても「詳しくは分からないが訳があるのではないか」として留保の態度を見せた。

 自身の事務室である議員会館新館520号に上がったイ議員はこの日午前9時から開かれた党議員団総会にキム・ジェヨン議員と並んで参加したが、この日の議員団総会は定員に満たず懇談会に代替された。 シム・サンジョン、ノ・フェチャン、パク・ウォンソク、カン・ドンウォン議員が個人日程などの理由で参加せず、キム・チェナム、チョン・ジンフ議員も懇談会の席にしばらく立ち寄って戻った。 結局この日の議員懇談会は党権派に分類されるキム・ソンドン、オ・ビョンユン、イ・サンギュ、キム・ミヒ、イ・ソクキ、キム・ジェヨン議員など6人だけが参加した中で進行された。 この日の議員総会の主題として公示された‘常任委配分’等の問題も議論されなかった。 イ議員側補佐官は「常任委で文化放送委を希望しているが、党内状況のためにまだ決まっていない」と話した。

 イ議員はこの日の懇談会を終えた後、昼12時頃にソウル、永登浦区(ヨンドンポク)、漢江(ハンガン)聖心(ソンシム)病院集中治療室を訪ね、先月12日に行われた中央委決定に抗議して焼身したパク・ヨンジェ党員の病気見舞いをした。

ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/536197.html 訳J.S