原文入力:2012/06/03 21:44(1869字)
←イム・スギョン民主統合党議員
"銃殺という話に感情激高して…私の不注意" 謝罪
ハ・テギョン議員には "変節者" …セヌリ "議員資格ない"
イム・スギョン民主統合党議員が脱北者出身の大学生に‘根無し草の脱北者××’等の暴言を言ったことが分かり論難が起きている。 イム議員は3日これについて「全て私の不注意」とし謝った。
脱北者ペク・ヨセフ(28・韓国外大)氏はこの日午前、イム議員と最近酒席で行き交った対話内容を自身のフェイスブックに公開した。 ペク氏はこの文でイム議員が去る1日ソウル、鍾路(チョンノ)のある食堂で「何、根無し草の脱北者××が転がって来て大韓民国国会議員にはむかうの? 大韓民国に来たらおとなしくしていなさい」と言ったと伝えた。 ペク氏はまたこの文で、イム議員が(学生・統一運動を共にした)ハ・テギョン セヌリ党議員に対しても 「ハ・テギョンあの変節者××、私の手で殺してしまう。あの犬××、本当に変節者××が」と話したと書いた。
ペク氏はこの発言が出てくることになった経緯が、自身とイム議員が一緒に撮った写真のためだったと当時の状況を伝えた。 ペク氏は事件当日、食堂で自身の携帯電話カメラでイム議員と共に取った写真を食堂従業員が消すとすぐに抗議した。ペク氏が抗議して、イム議員は‘補佐官が私にささいな被害が及ぶかと思って気を遣ったことなので理解しなさい’と話したという。 イム議員の補佐官が食堂従業員に言って写真を消させたという説明だ。
これに対しペク氏は「私はすぐに(状況を)理解して、冗談で‘このような時、我が北韓ではどのように言うかご存知でしょう? 確実に銃殺です。首領様が命じないのに好き勝手にやりますか’と冗談を投げかけた」と伝えた。この話を聞いたイム議員が「ヤー、お前が何様だ」と尋ね、ペク氏は「先輩、私たち昨年<ぺク・ジヨンの終末討論>で直接話したではないですか。 私は脱北大学生として出てきたんですが?」と答えたという。 二人はあるテレビ番組でそれぞれ違う位置で討論したことがあるということだ。
この言葉に腹を立てたイム議員が「ヤー、お前何も知らないくせにふざけるな。根無し草の脱北者××が転がって来て大韓民国国会議員にはむかうの?」と話したとペク氏は書いた。 また、ペク氏は「(イム議員は)上のような暴言を続けた」として「すぐに録音した」と明らかにした。
これに対してキム・ヨンウ セヌリ党スポークスマンは3日論評して「目と耳を疑わざるをえない」として「今回のことが事実ならばイム・スギョン議員は道徳的・政治的責任を負うべきで、大韓民国国会議員として資格がない」と明らかにした。 キム議員はまたイム議員がハ・テギョン議員を狙って言ったという発言と関連して「いったい‘誰’に対して変節し、‘どこ’に対して変節したということなのか、イム・スギョン議員が主張する変節の‘内容’が何かを明確にしなければならない」と要求した。
イム議員はこの日午後に釈明資料を出して謝った。 イム議員は釈明資料で「すべての論難は私の不注意によるもので、私の不適切な言動で傷を負ったすべての方に心から謝る」として「ハ・テギョン議員に謝罪の意を伝え、ペク・ヨセフ氏とも別途の席を通じて直接謝罪の言葉を伝える計画」と明らかにした。 イム議員は続けて「その日の状況は新しく選んだ補佐陣を励ます席で、脱北青年が私の補佐官に‘北韓では銃殺モノ’という話をしたことに対して瞬間的に感情が高ぶり出てきた発言だった」と説明した。 彼女は「‘変節者’という表現は私と学生運動や統一運動を共にしてきたハ・テギョン議員がセヌリ党に行ったことに対して指摘するものだっただけで、脱北者の方々を指し示すもののではなかった」と釈明した。 彼女はまた「今回のことを契機に言動により一層注意する」と付け加えた。
民主党は当惑する雰囲気だ。 ある議員は「本当に当惑する」として「事態の推移を見守らなければならないようだ」と話した。 民主党核心党役員は「本人が事実の有無に関わらずきれいに謝ったという点で、この程度で整理されるよう願う」と話した。
ソンチェ・ギョンファ記者 khsong@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/535905.html 訳J.S