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民主 "主体思想塔・金日成生家 訪問 朴槿恵も従北"

原文入力:2012/06/03 21:53(1581字)

←朴槿恵 前セヌリ党非常対策委員長

国家観を定規に除名?…朴槿恵発言 逆風 直面
"民主主義観が疑わしい発想"  "国家主義・維新時代を思い出す"
ニュース分析 イ・ソクキ、キム・ジェヨンに除名 挙論

 "‘金日成主席と主体思想の不滅の業績を永く記念するために立てた’と(北韓が)主張する主体思想塔になぜ行き、主体思想塔の前で何を考えたか明らかにすることを望む。"

 パク・ヨンジン民主統合党スポークスマンは3日、朴槿恵前セヌリ党非常対策委員長にこのように要求した。 パク スポークスマンはこの日、国会政論館ブリーフィングで朴前委員長が2002年平壌(ピョンヤン)訪問の際に主体思想塔と金日成主席の生家である万景台(マンギョンデ)を訪問した行跡を取り上げた後 「(朴前委員長が) 2006年記者会見を通じて、主体思想塔を汝矣島(ヨイド)の63ビルディングのような所と言うなど国民を何も知らないと思ってする嘘はもう通じない」と話した。 彼は「国民はこのような従北的な態度を見せてきた朴槿恵議員が果たして議員職を遂行できるのか、クーデターを救国革命だと主張する国家観で果たして大統領選候補として適合できるのか不安に思っている」として朴委員長の議員職辞退を要求した。

 朴前委員長が「疑わしい国家観」を挙げて統合進歩党のイ・ソクキ、キム・ジェヨン議員の辞退要求および民主党責任論に言及したことに対する正面からの反撃だ。 朴前委員長が事実上、北韓と関連した二人の議員の態度が‘従北主義’と主張しているだけに、平壌で金日成・金正日父子を偶像化する場所に訪ねて行った朴前委員長の思想から確かめてみようと逆攻勢したのだ。 民主党のある核心関係者はこれに対して「朴前委員長の当時の平壌訪問は南北和解の糸口を拡大する意味があった」としつつも「従北論議が本質ではないが朴前委員長の理念攻勢に押されては困るということではないか」と話した。

 朴前委員長は去る1日午後、記者たちと会って「基本的な国家観について疑問に思っていて、国民も不安に感じているこのような人々が国会議員になってはいけない」として辞退しない時は除名をしなければならないと話した経緯がある。

 学界など専門家たちは概して朴前委員長の国家観発言が民主主義に合わない発想だと指摘した。 カン・ウォンテク ソウル大教授は「統合進歩党の一部議員の対北韓認識には問題があると考えるが、思想の自由と関連した部分であるのでそれを根拠に議員職を奪い取らなければならないということは適切でないようだ」と話した。 時事評論家であるユ・チャンソン博士は「イ・ソクキ議員らの最近の発言や行動に公安的なものが全くないのに、除名云々したことはマッカーシズム的発想」と明らかにした。 アン・ビョンジン慶熙(キョンヒ)サイバー大教授は「朴槿恵 前委員長が、国家観の疑わしい人が国会に入ってきてはいけないと言ったことは非常に危険だ」として「ややもすると大韓民国の民主共和国的価値を傷つけかねない」と話した。

 朴前委員長の国家観発言は年末の大統領選挙を控えた保守票手なずけ狙いという分析が多い。 モク・ジンヒュ国民大教授は3日「多くの国民が統合進歩党のアイデンティティに関連した態度に対して不満に考えているのは間違いない」として「そのような状況で保守側から何も言わないのは望ましくないと考えて朴前委員長が判断したようだ」と話した。 キム・ジョンチョル、キム・ウェヒョン記者 phillkim@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/535884.html 訳J.S