原文入力:2012/06/01 23:19(1127字)
創社以来 初めての事態
労組 "大量懲戒で脅迫"
<文化放送>(MBC)が1日、ストライキ中の記者とディレクターら35人に対して大量待機発令措置を下した。 数十人が一度に待機発令措置を受けたことは文化放送創社以来初めての事だ。 労組は「キム・ジェチョル社長が大量懲戒を予告することにより労組員を脅迫している」と強く反発した。 文化放送は去る30日、パク・ソンホ記者会長を解雇するなど組合員3人に対して重懲戒を下した経緯がある。
文化放送はこの日イ・ウホ、キム・スジンなど記者11人、チェ・スンホ、イ・チュングンなど時事教養ディレクター8人、シン・ジョンス、キム・ミンシクの2人の芸能・ドラマ ディレクター、パク・キョンチュ、キム・ワンテ、カン・チェヒョンの3人のアナウンサー、そして経営・技術職11人の計35人に対し、来る4日付で待機発令措置を下した。 イ・ジンスク文化放送企画広報本部長は「120日を超えてストライキに参加し、会社のイメージを傷つけ経営に甚大な打撃を与えたことはもちろん、1日までに業務に復帰せよとの社命に従わないことに対し責任を問い、人事上の措置を下した」として「事案の軽重に応じて待機発令対象者35人を選別した」と話した。 文化放送労組ストライキには770人余りが参加している。
文化放送労組は大量待機発令は懲戒の事前段階だと受けとめている。‘試用記者(1年勤務後に採用有無決定)採用反対デモを主導した’という理由でパク・ソンホ記者会長を再び解雇し、チェ・ヒョンムン記者会スポークスマンとワン・ジョンミョン記者に対してそれぞれ停職6ヶ月と停職1ヶ月の重懲戒を下したのに続き、二日後に大規模人事措置を下したことは圧迫強度を高め労組を屈服させようとしているという解釈だ。 イ・ヨンマ労組広報局長は「待機発令は本格懲戒を下す前段階であり、怖がらせることによりストライキの隊列から離脱させようとする姑息な手段」として「与党からもキム社長に対する退陣世論が起きるや使用側が状況を破局に追い立てようとしている」と批判した。
文化放送使用側は待機発令を受けた労組員に対する懲戒方針は明らかにしていないが 「会社に莫大な損害を及ぼした人々に責任を問うのは当然」 として大量懲戒の可能性を示唆した。 労組は使用側の懲戒圧迫に対抗して総力闘争すると明らかにした。
ユ・ソンヒ記者 duck@hani.co.kr
原文: 訳J.S