原文入力:2012/05/22 08:32(1396字)
←検察が21日夜、統合進歩党のコンピューターサーバーを管理する会社であるソウル、衿川区(クムチョング)、加山洞(カサンドン)のS社に対し押収捜索を進め、これを阻止しようとする党員たちが激烈に反発して警察と小競り合いをしている。 小競り合いの後方に警察が押収捜索をしている姿が見える。 ニューシス
加山洞のサーバー業者へ警察力投入…党員・当選者など引き出し
中央党事務所など2ヶ所で夜通し対峙… "検察過剰介入" 批判
統合進歩党 競選不正事態と関連して押収捜索に乗り出した検察が、進歩党コンピューターサーバーの管理業者から党役員を強制的に引きずる出した後、党員名簿などの入ったコンピュータ サーバーを押収した。
ソウル中央地検公安1部(部長 イ・サンホン)は21日朝8時10分頃、ソウル、銅雀区(トンジャクク)、大方洞(テバンドン)の進歩党中央党事務所に検事2人と捜査官27人を送り、党員名簿などを押収しようとしたが党員たちの阻止で夜遅くまで対峙状態が続いた。 しかし22日明け方0時30分頃、統合進歩党のコンピューターサーバーを管理しているソウル、衿川区、加山洞のS社に対する押収捜索で物理力を動員し党サーバーを確保した。 警察は前日夜11時頃、4個中隊規模の警備兵力をS社に投じ、この過程でS社入口で座り込み中だったキム・チェナム国会議員当選者など党員と党役員を強制的に引きずり出した。 この日検察が確保したサーバーには統合進歩党党員名簿を含め党運営に関連した重要情報が全て含まれていることが分かった。
特に党員名簿はこれまでどの政党も全体内訳を公開したことがないほどに党次元で敏感に管理する資料であり、党員一人一人の住所・連絡先など基本的な情報だけでなく所属団体・職場など鋭敏な個人情報を包括していて押収にともなう波紋が予想される。
このような理由でこの間、院内政党に対する押収捜索試図はほとんどが強い反発にあって失敗した。 2006年4月ハンナラ党中央党事務所、2010年2月民主労働党中央党事務所に対する検察・警察の押収捜索が党員たちの阻止で失敗に終わった。 その度に政界・学界では「政党活動の自由を検察権力が侵害している」という批判を出した。
これに先立ちチョン・ジョムシク ソウル中央地検2次長検事は21日「言論に報道された党員の証言などを土台にここまで来れば押収捜索のための犯罪疎明がそろったという判断により押収捜索することになった」と話した。
しかし市民社会と法学界では押収捜索が正当か、手続きが適切だったかを巡り批判的な評価が出ている。 オ・ドンソク亜洲(アジュ)大法学科教授は「政党の自律性保障のために内部自浄努力を見守ってから判断しても差し支えない問題なのに、検察が生半可に介入している」と話した。 参与連帯は「資料提出に対する協力や閲覧を要請する最小限の捜査手続きも守らなかった無理な押収捜索」と非難した。
オム・ジウォン、チョン・ファンボン、キム・ジフン記者 umkija@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/533995.html 訳J.S