黒石洞(フクソクトン),指定取り消し請求…中和洞(チュンファドン)では‘反対対策委’活発
ソウル20余ヶ所で住民の会結成 “融通きかない開発 NO”ブレーキ
キム・ギテ記者キム・ソミン記者キム・ジンス記者
←本格的な撤去を控えて大部分移住が終わったソウル,麻浦区,アヒョンドン ニュータウン地域、ガラス窓にスプレーで使った‘撤去’の文字が見える。流行のように推進されたニュータウンの結果が少しずつ目に見えてくる中で住民たちの一攫千金の夢も消し飛んでいる。ソウル地域20余ヶニュータウン地域住民たちの間で、相次いで開発反対の声が出てきている。 キム・ジンス記者 jsk@hani.co.kr
ブルドーザー式に進行されたニュータウン開発事業にあちこちでブレーキがかかっている。大規模開発による利益を期待した住民たちは本当の損益計算書を確認して数億ウォンに達する追加負担金を払うことができないとしニュータウン指定の撤回を要求している。住民たちが‘ニュータウン大当たり’の虚像から少しずつ抜け出している様相だ。
ソウル,銅雀区,黒石洞住民たちはソウル市のニュータウン指定を取り消してくれと要求し先週に行政審判を請求した。黒石ニュータウン予定地域の黒石1・2・7・9再整備促進区域住民270世帯は国務総理室行政審判委員会に「ニュータウン地区指定を取り消して存続地域に分類してくれ」と要求した。彼らは要求が貫徹されなければ市の整備区域指定処分について裁判所に取り消し請求訴訟を起こす計画だ。
ソウル,中浪区(チュンナング),中和洞にもニュータウン反対のための住民対策委がすでに活動を始めた。彼らは「中浪区庁が中和ニュータウン地域を都市再整備促進地区に指定受けるために地域老朽度などの統計を操作した」と明らかにした。主に家主で構成される対策委は今後、再整備促進地区指定取り消しのための行政訴訟と居住権保障のための憲法訴訟を起こすことを検討している。チョ・ビョンチョル対策委対外協力局長は「ニュータウン開発が住民たちには利益にならないという共通認識がある」と語った。
ソウル,城北区(ソンブクク)ジャンウィ14区域住民たちはまだ組合もできていないうちにニュータウン反対のための対策委を先に作った。組合推進委員会が家主たちのニュータウン賛成印鑑を集めている状況で対策委はすでに賛成した人々からまた撤回同意書を貰っているのだ。クォン・ヨンチョル対策委委員長は「推進委は開発すれば良いアパートに入ることができるかのようにバラ色の青写真を出すが、実際に分譲する時に住民たちは2億~3億ウォンの追加費用を負担しなければならない」として「開発しても住民が費用に耐えられずアパートに住むことができなくなる可能性が大きい」と語った。
その他にもソウルのニュータウン開発地域20余ヶ所では現在のニュータウン開発方式に反対する住民の会が結成された。これらは先月から定期的に集まりを開いており16日にも集まって、ニュータウン再開発に対する共同対応方法を相談する予定だ。
イ・ジュウォン分かち合いと未来地域事業局長は「住民たちは現在、再開発過程の根拠法律となっている都市再整備促進のための特別法(都促法)や都市および住居環境整備法(都整法)を『盗賊法』と呼んでいる」として「開発業者と投機勢力が利潤をまとめ取りする現在の開発方式に対して住民たちが直接行動に立ち向かう姿を見せている」と語った。キム・ジョンミン民主労働党ニュータウンチーム長は「一部地域で実際にニュータウン開発の結果が現れてくる中で、市民がニュータウンに対する幻想を捨て始めているようだ」として「地域別にニュータウン開発反対の名分と脈絡は少しずつ違うが現在方式に対する開発反対の声が広がっているのは確実」と話した。
キム・ギテ,キム・ソミン記者kkt@hani.co.kr
原文入力:2008-12-16午後02:43:03
原文: 訳J.S