原文入力:2012/05/10 18:23(675字)
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東京大地震研究所、隠れている断層発見
"活性断層の可能性高い"
日本の象徴である富士山の地下に活性断層があり、大きな地震が起きれば大規模な山崩れが発生する可能性があると<産経新聞>が10日文部科学省の調査結果を引用して報道した。
東京大地震研究所 佐藤比呂志教授が導く調査チームは3年余りにわたる地下地層調査の結果、富士山東山麓の御殿場市付近の地下に隠れていた断層を発見した。 この断層は長さ約30kmの逆断層で、下端が富士山直下の深さ10km余にあると推定された。 調査チームはこの断層が数十万年前に火山噴出物で形成された地層を動かした跡があり、活性断層である可能性が高いと分析した。
調査チームはこの断層が規模7クラスの地震を起こす場合、衝撃で富士山の東側斜面が崩壊し大量の土砂と泥が流れ周辺地域に莫大な被害をもたらす可能性があると明らかにした。
富士山では約2900年前に大規模崩壊が発生し、この時に流れた泥が御殿場一帯を幅広く覆った。 調査チームは今回発見された断層がその時に動いた可能性があると分析した。 この断層では数千年に1回程度の割合で地震が起きると推定されるが、今後の発生確率は把握されていない。
東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/532263.html 訳J.S