本文に移動

コルト楽器‘不当解雇判決’2ヶ月ぶりに再び…

https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/531494.html

原文入力:2012/05/06 21:11(797字)

 整理解雇されて5年目を迎える去る2月、最高裁から不当解雇であることを認定する判決を受けたコルト楽器(株)労働者に対し、会社側が再び整理解雇を通知した。

 全国金属労組コルト楽器支会は最近会社が最高裁で勝訴した労働者15人に対して今月31日に解雇をする予定だと通知したことを6日明らかにした。 会社は労働者に送った解雇予告通知書で 「2008年8月に閉鎖した仁川(インチョン)、富平(プピョン)工場の事業再開を考慮しておらず、いかなる勤労者も当社で勤務できない状況」と解雇理由を明らかにした。

 労組は「去る5年間、解雇者たちの人生をまるごと壊したことでも足りずに、不当な整理解雇だという最高裁判決のインクも乾く前に再び解雇を通知するとはどういうことか」として「解雇通知を直ちに撤回せよ」と明らかにした。

 コルト楽器は経営悪化を理由に2007年4月、富平工場労働者160人中の56人を整理解雇し、労組が解雇の不当性を問題にするや2008年8月富平工場を完全に閉鎖した。 労組は使用側が富平工場を閉鎖したことを偽装閉鎖と見ている。 実際、2009年9月仁川地方裁判所は廃業により解雇された金属労組パン・ジョンウン コルト楽器支会長の解雇無効確認請求訴訟で「コルト楽器は短期の収益率悪化を理由に国内事業場を閉鎖したが、中国とインドネシアに新しい事業場を開き引き続き新製品その他を生産した事情を見れば、以前と同じ営業をしていると見ることができる」とし、偽装廃業という解雇者らの主張を受け入れて不当解雇であることを認定した。

キム・ソヨン記者 dandy@hani.co.kr

原文: 訳J.S