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パイシティ 解けない疑惑 オ・セフン市長 なぜオフィステル許容

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/531533.html

原文入力:2012/05/06 22:05(1503字)

パイシティ ロビー波紋
なぜ、重要施設変更 超高速 決定
なぜ、峠ごとに李明博側近が登場
なぜ、オ・セフン市長はオフィステル許容

 ソウル、瑞草区(ソチョグ)、良才洞(ヤンジェドン)の貨物ターミナルの複合流通センター(パイシティ)開発事業許認可不正を捜査している検察が、事業者から金銭を受け取ったチェ・シジュン(75)前放送通信委員長を拘束し、パク・ヨンジュン(52)前知識経済部次官の事前拘束令状を請求した。 検察は政権核心勢力を手入れするなど捜査成果を上げたと評価するが、パイシティ許認可過程の多くの疑惑は解けずに残っている。

■どうして貨物ターミナル用地にデパートなどを許容したのか

 パイシティにデパートと大型マートのような大規模店舗建設を許容する細部施設変更決定は2005年11・12月ソウル市都市計画委員会(都計委)で2度の諮問だけを経て事実上終えられた。 都計委会議で一部の都市計画委員は 「腹(貨物ターミナル)よりヘソ(商業施設)が大きい」、「深刻な交通混雑が予想される」として反対したが、意見を聞きさえすればよい諮問案件だとして何の効果もなかった。

■峠ごとに登場するMB側近

 パイシティ許認可過程を紐解いてみえば重要な段階ごとにあたかも約束でもしたかのように当時李明博市長の側近が登場する。 最終決裁権者である李明博市長の判断がパイシティ決定に決定的影響を与えたという推定が出てくる理由だ。

 パイシティ細部施設変更の鍵を握った都市計画委員長は当時ソウル市行政2副市長だったチャン・ソクヒョ現韓国道路公社社長だ。 彼は李明博市長の時、清渓川(チョンゲチョン)工事の実務を指揮し、李明博大統領当選後には大統領職引継ぎ委員会と4大河川事業にも関与した。 当時ソウル市、都計委にはクァク・スンジュン現大統領直属未来企画委員長、シン・ジェミン前文化体育観光部次官、イ・ジョンチャン前大統領府民政首席などの大統領側近が委員として名前を上げていた。

 パイシティにデパートなどを許容した根拠となった都市物流基本計画の委託研究はソウル市政開発研究院に任せた。 市政開発研究院の当時の院長はペク・ヨンホ前大統領府政策室長だった。 ソウル市で都市物流基本計画の作成・樹立を総括した責任者はウォン・セフン行政1副市長(現、国家情報院長)だった。

■オ・セフンはなぜオフィステルを許容したか

 李明博ソウル市長がパイシティにデパートなどを許容して退いた後、後任のオ・セフン ソウル市長はオフィステルとして使える業務施設を2008年8月20日、都計委審議を経て許容した。 2007年1月に3.3㎡当たり(坪当たり) 1785万ウォンだったパイシティ用地の公示地価は2008年ソウル市が業務施設を許容するとすぐに急騰した。 不動産業界はパイシティ用地の最近の市価は3.3㎡当たり3000万ウォンを上回ると推定している。

 パイシティ側から数千万ウォンを受け取った疑いで事前拘束令状が請求されたオ・セフン前市長の最側近であるカン・チョルウォン前ソウル市政務調整室長が当時の業務施設許容に関連したものと見られる。 就任当初化パイシティ業務施設許容に否定的だったオ前市長が就任2年目頃にはこれを許容したわけだ。

クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr

原文: 訳J.S