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事実上 審判受けた‘イ-パク合意’…朴、2次投票で7票差 辛勝

原文入力:2012/05/04 21:28(1755字)

←パク・チウォン民主統合党院内代表が4日午後、ソウル、汝矣島(ヨイド)の国会で開かれた議員総会で2次投票の末にユ・インテ当選者を7票差でやぶり当選した後、議員に手を挙げて挨拶している。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr

民主、新院内代表にパク・チウォン
1次より18票 上積み
パク・チウォン‘個人技 勝利’評価
イ・ヘチャン 党代表への歩みに赤信号
ムン・ジェイン顧問も少なからず傷

‘イ・ヘチャン-パク・チウォン合意に対する警告とパク・チウォンの個人技に対する評価.’

 4日、民主統合党院内代表競選でパク・チウォン候補が決選投票の末にかろうじて当選したことに込められた民主党19代国会当選者127人の‘投票者心理’はこのように要約される。

 ひとまず1次投票の結果については‘イ・ヘチャン党代表-パク・チウォン院内代表合意’に対する党内批判世論が確認されたという評価が出ている。 この日の勝負は2次投票まで進んで、パク・チウォン67票 対 ユ・インテ60票で勝負が決まった。 わずか7票差だ。 1次ではパク・チウォン候補が49票を得るのに留まった反面、ユ・インテ(35票)、チョン・ビョンホン(28票)、イ・ナギョン(14票)であり‘非パク・チウォン連帯’側に77票が集まった。 1次投票で親盧直系の40票と親パク・チウォン系30票など70票ほどを獲得し院内代表に直行するだろうと言っていたパク候補側の大言壮語とは異なる結果がもたらされた。 このような結果は先ず‘イ-パク合意’が結局ムン・ジェイン常任顧問を大統領候補として推そうとするのではないかと疑うその他の大統領候補が親盧直系の独走可能性を遮断するために力を集めたためと見える。 また‘イ-パク合意’は‘大株主間談合’の古い構図だという批判的認識も国会議員当選者らの共感を得たようだ。 相当数の当選者が1次で勝負を決定するという‘イ-パク合意’に強い警告を送ったわけだ。 ‘イ-パク合意’に一部関与したことが分かったムン・ジェイン顧問も大きな傷を負うことになった。

 ‘1次直行’試みの霧散にもかかわらず、パク候補が決選投票で当選したことは‘個人技’の勝利と見る視角が多い。 決選でユ候補は25票を、パク候補は18票をそれぞれ追加で集めた。‘非パク連帯’3候補は当初3人の中の決選進出者を皆が一緒に支持することで合意したが、相当数が離脱した。 ある初当選者は「ユ・インテ候補が討論会などで強いリーダーシップを見せられず、大統領選挙局面の国会をリードするには、それでも経験の多いパク・チウォン候補がより良いという判断をした」と話した。

 1次で‘非パク 3人’を選んだ票の中で、汎親盧グループのアイデンティティが強い一部がムン・ジェイン、イ・ヘチャン常任顧問の立場を考慮してパク候補支持に背を向けた可能性もある。

 今回の院内代表選挙結果が今後の党代表構図にどんな影響を及ぼすかについて予測が交錯している。 ひとまずイ・ヘチャン当選者の党代表への歩みに赤信号が点ったと見る観測が多い。 ユ・インテ候補を支持した首都圏のある再選当選者は「パク・チウォン院内代表に続き、イ・ヘチャン党代表まで選んで‘談合’を追認することはないだろう」と話した。党内外の批判的世論を考慮すれば、モバイル投票方式の国民参加による党代表選挙戦でも‘イ-パク合意’のプランナーであるイ顧問に対する支持が高くはないだろうという展望だ。

 だが、荒々しい逆風にもかかわらず、結果的に‘イ-パク合意’の一つの軸が席を占めただけに、イ・ヘチャン党代表の可能性も一層高まったと見なければならないという反論もある。 イ顧問側関係者は「党代表として大統領選挙局面をリードできる人物はイ・ヘチャンしかいないという‘代案不在論’が力を得るだろう」と話した。 ソン・ウォンジェ記者 wonje@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/531355.html 訳J.S