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[単独] キム・ジェチョル社長、特典疑惑 舞踊家公演に‘チョン・ミョンフン級’待遇 論難

原文入力:2012/05/03 16:15(1945字)

←(MBC)キム・ジェチョル社長がソウル、汝矣島(ヨイド)、栗村(ユルチョン)ビル前を歩いている。 キム・ポンギュ記者 bong9@hani.co.kr

J氏が率いる舞踊団 1時間 1回の出演料4300万ウォン…他の出演者の40~10倍

チョン・ミョンフン ソウル市立交響楽団常任指揮者の1回の指揮料4200万ウォンより高額

キム・ジェチョル文化放送社長が数年にわたり各種特恵支援したという疑惑を買っている在日同胞舞踊家J(54)氏が率いる舞踊団が昨年の全州テサスムノリが舞台行事に出損し、他の出演者の40~10倍に及ぶ破格的な出演料を受けとっていたと発表された。

 特にJ氏の出演と出演料支払過程でキム社長が深く介入したと発表され波紋が広がっている。J氏が率いる舞踊団は競演で行われた本公演ではない舞台行事に出演して1時間ほどの公演に対して4300万ウォンを受け取ったことが確認され、これは韓国音楽家の中で最高待遇を受けるチョン・ミョンフン ソウル市立交響楽団常任指揮者の1回の指揮料4200万ウォンより高い金額だ。

←J舞踊家が公演した歌舞楽劇‘宮’ポスター

 3日<ハンギョレ>が入手した全州文化放送の出演料支払資料を見れば、昨年6月全州テサスムノリで歌舞楽劇‘宮’を舞台にあげたJ氏の公演企画会社イェピッアートに4300万ウォンを支給している。 同じ行事に出演した民謡国楽歌手は100万~400万ウォンの出演料を受け取っていたことが分かった。

 文化放送労組側は「キム社長は全州文化放送幹部に‘行事費用を協賛を得て送るから主行事以外に今年からは舞台行事もやりなさい。J氏舞踊団を舞台行事に入れろ’と指示した」と主張した。 キム社長は特に出演料を5千万ウォンと指定してまとめることまでしたと労組側は主張した。

 キム社長が送った2億2千万ウォンは都市銀行から協賛を受けた金額と知らされた。 J氏側に出演料として支払った金額はキム社長が送った全州文化放送の行事費用の20%に該当する金額だ。 労組側は「全州テサスムノリ核心関係者が普段から親しいJ氏を通じてキム社長に直接会い、大規模支援したと承知している」としつつ「その過程でJ氏がキム社長に行事に対する破格支援を要請した」と主張した。

 音楽・国楽界など芸術界の人々は一様に「韓国舞踊界に占めるJ氏の位置に照らしてとんでもなく高い出演料」と口をそろえた。 ある音楽界の要人は<ハンギョレ>との通話で「韓国音楽界で最高待遇を受けているチョン・ミョンフン氏の場合、2時間のソウル市交響楽団指揮で4200万ウォンを受け取る」とし「チョン氏の出演料には公演だけなく数日間の練習とリハーサルまで含んだ金額だという点を勘案しても、J氏が出演料として4300万ウォンを受け取ったというのは理解できない」と話した。

 重要無形文化財であるアン・スクソン名唱の場合でも国立団体公演では1~2時間基準で200~300万ウォン、外部公演なら同じ基準で500万~1000万ウォン水準だ。 1~2時間で1000~2000万ウォンを受け取る人気が高い現代舞踊団アン・エスン舞踊団(団員10人の出演料含む)よりも2倍以上高い金額だ。

 ある舞踊界の要人は 「J氏は名前は知られているがそれほど評判の高い舞踊家ではない」としてJ氏の出演料に驚きを隠さなかった。

 キム社長のJ氏に対する特恵支援疑惑は今回が初めてではない。 文化放送労組によればキム社長はソウルと安東(アンドン)で開かれたミュージカル<李陸史>をJ氏の企画会社に任せるよう指示し、企業協賛金12億ウォンの内9億ウォン余りをJ氏に与えたという。 ミュージカル<李陸史>はチケット販売実績が非常に低調だった上に、ほとんどすべての公演は無料配付した招待券で満たされたことが分かった。 キム社長は蔚山(ウルサン)、清州(チョンジュ)文化放送社長、本社社長として在職する間(7年間)、J氏とJ氏の企画会社に20件余りの特恵を施したと労組は主張した。

 これに対してイ・ジンスク文化放送企画調整本部長は<ハンギョレ>との電話通話で「J氏は崔承喜の伝授者で、非常に水準の高い公演人」とし特恵支援ではないと強調した。

キム・ドヒョン先任記者 aip209@hani.co.kr ,チョン・サンヨン記者 chung@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/entertainment/531089.html 訳J.S