原文入力:2012/05/02 08:24(1266字)
調査委、不正疑惑 2日 発表…後暴風 予想
束になったままの用紙に…職印のない用紙 出てきて、当内比例代表競選不正を調査中の統合進歩党真相調査委員会(委員長 チョ・ジュノ共同代表)が‘競選当時、現場で行われた有効投票の80~90%に問題があった’という結論を下し、2日午前に調査結果を発表することにした。 統合進歩党代表団は1日夕方調査委の結論を基に競選不正に対する責任の所在と今後の収拾策および党運営革新方案などを議論し、結果発表の時にこのような内容を同時に明らかにすることにした。
去る3月14~18日に行われた統合進歩党比例代表候補競選には党員4万1672人が参加した。 この内3万5512人(85.2%)はオンラインで投票し、5455人(14.8%)は各地域に用意された投票所で投票した。 現場投票の内931票はすでに投票用紙数と選挙人名簿人数などが合わずに無効処理された経緯があって、統合進歩党は今回の競選問題を契機に党内運営方式などに対する深刻な外部批判を避けがたく見える。
また、党真相調査委は青年比例代表選出を含むオンライン投票と関連して投票プログラムがまともに作動しなかったり、プログラムの‘設計図’に該当するソースコードを開けてみるなど、管理に深刻な問題があったという結論を下した。 しかし真相調査委は投票結果を捏造するためにわざとプログラムに手をつけたり不正な行為をした事実は確認できなかった。
真相調査委の調査内容には道徳性を重視する進歩政党内部で起きたこととは信じられないほどのあきれた投票事例も多数含まれている。 有権者に一枚ずつはがして渡すようになっている投票用紙が、一度に数枚ずつ入っている場合もあったし、投票管理人が切り離して保管しなければならない部分が分離されないまま投票箱に入っている投票用紙も発見されたと調査された。 一連番号票を切り離していない投票用紙や、投票管理者の職印またはサインのない投票用紙もあった。
党代表団は去る29日に開かれたワークショップでこのような内容の報告を受けて、調査結果はありのまま全て公開することを決めたが、収拾策については意見が交錯して発表を延期した。 党内非主流勢力は「この間、党をどんぶり勘定式に運営してきた党権派らが今回の事態に責任を負わなければならない」として、イ・ジョンヒ代表の辞退などを要求したと知られ、党内主流勢力が2日どんな収拾策を出すのかが注目される。 党内ではまた「問題が明らかになった競選を通じて選出された比例代表国会議員がどんな方法であれ国民が納得できる説明と措置を出さなければならない」という声も出てきている。
ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr
原文: 訳J.S