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キム・ジェチョル社長‘新しいナコムス’名指し‘手のひらニュース’廃止

原文入力:2012/05/01 17:24(3067字)

←<文化放送>(MBC)キム・ジェチョル社長がソウル、汝矣島(ヨイド)、栗村(ユルチョン)ビルディング前を歩いている。 キム・ポンギュ記者 bong9@hani.co.kr

MBC子会社のインターネット放送…イ・サンホン記者 "BBK特ダネのため"
製作拒否を触発したチョン・ヨンベ報道本部長、社長に選任され一週間目

 <文化放送>(MBC)の子会社である<MBC C&I>がスマート機器基盤のインターネット放送<手のひらTV>の看板時事プログラムである‘イ・サンホン記者の手のひらニュース’を突然廃止し波紋が生じている。

←手のひらTVアプリ アプリケーション ロゴ.

 イ・サンホン記者は1日<ハンギョレ>とのインタビューで「ニュースと関係ない装備担当理事から手のひらニュースが廃止されるという話を間接的に伝え聞き、昨日(4月30日)社長室に訪ねて行ったところ、もうそろそろ休めという言葉だけを繰り返した」と話した。「何が問題なのか」と彼が詰問するとチョン・ヨンベ社長は「本社キム・ジェチョル社長が問題を提起した。 私はスマートフォンに手のひらTV用アプリも入れてないし、インターネットでも放送を見たことがないと言った」と明らかにした。

 手のひらニュースの廃止通知はイ記者が先月30日、自身のツイッターに来る3日にBBKキム・キョンジュン速報とファイシティ現場ルポ、アン・チヨン記者のシークレット オブ コリア(‘MB執事 キム・ペクチュンの二重プレイ’)等を報道すると明らかにした直後に電撃的になされた。イ記者は「放送は視聴者との約束なのに、最後の放送もなしに廃止した前例はない」とし「今週放送予定されたBBK特ダネのためではないだろうか」と話した。さらに続けて「イ・ジュンソク セヌリ党非常対策委員が進行する時事プロは継続維持することになった」として苦々しさを吐露した。

 キム・ジェチョル社長は先月19日MBC C&I社長に記者たちから不信任を受けて製作拒否を触発したチョン・ヨンベ前報道本部長を座らせた。 チョン社長は先月23日、株主総会で正式選任され1週間目で手のひらニュースを電撃廃止したわけだ。 任期2年余りを残して更迭されたファン・ヒマン前任社長は去る19日退任の辞で「視聴者と相互作用する手のひらTVは一方が多衆に送る空中波放送とは性格が異なるのに、一部の人々はMBC TVの観点で手のひらTVを眺めて裁つ愚を冒している」として、廃止説に憂慮を示した経緯がある。 キム社長は去る4月18日、放送文化振興会理事会の席で関係会社役員人事案通過を要求し、ファン・ヒマン当時MBC C&I社長の交替根拠として「手のひらTVは新しい<ナコムス>になるだろう」と明らかにしたと伝えられた。

 手のひらTVは昨年12月、本社理事会でスマート機器専用ソーシャルTVを標ぼうして開局させた。 イ記者は「開局半年にもならない手のひらTVに有力会社が持分50%,200億ウォンを投資すると明らかにするほど商業化に成功した」としつつ「200万人が見る代表プログラムである手のひらニュース廃止で手のひらTVも枯死させられるだろう」と惜しんだ。

 文化放送労組は去る30日声明を出して「政権に負担となるニュースを阻むために、空中波だけでは足りなくて、今度はインターネットまで言論弾圧の魔手を伸ばしている」とし「社長が問題にしたという理由だけで廃止させるのは明白な言論弾圧」と主張した。

 文化放送関係者は「基本的に子会社の業務方針は子会社次元で決める」と明らかにした。

クォン・クィスン記者 gskwon@hani.co.kr
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以下は去る4月19日、キム・ジェチョル<文化放送>(MBC)社長が断行した系列会社・地域社社長団人事を通じてMBC C&I社長職から退いたファン・ヒマン前社長が社員に回した‘要請文’だ。 人事発令が出た4月19日に残したこの文には政権批判的ニュースを取り扱った<MBC手のひらTV>の盾の役割をしてきたファン前社長の所感が含まれている。

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C&I構成員の皆さん、

私は皆さんと別れのあいさつをするためにこの文を載せます。

皆さんご存知のように私の更迭内定の知らせが掲示板を通じて公示されました。
それで私は人事権者の意に従いこちらを去ることになりました。

この間、皆さんが至らない私をよく助けてくださり励まして下さって、メディアテクとプロダクションが一つに統合されてコンテンツとインフラ、C&Iとして新たに船出することになりました。

このような統合過程を体験しながらも皆さんの情熱でコンテンツ部門は本社だけでなく外部チャンネルにもテン、黄色い福寿草などの良い作品を供給してコンテンツ基地としての地位をより一層強固にしていると自負します。

インフラ部門もやはり本社依存度を減らしコンテンツとインフラ統合のシナジーをドラマ製作などで活発に創り出したし、特にSI部門で自主営業を拡張していく根拠地を固めていきました。

より一層感謝したいことはコンテンツとインフラが手を握って手のひらTVというニューメディアを切り拓いたことです。

しかし残念なのはソーシャルTVである手のひらTVに対して本社の一部ではまともに認識できずにいるという点です。 私の疎通能力の不足に起因したことだと考えます。

interactiveである手のひらTVは一方が多衆に送るbroadcastingのMBC TVとは性格が違うのに、一部の人々はMBC TVの観点と視覚で手のひらTVを眺めて裁つ愚を犯しています。 ニューメディアとは何かすら、まともに認識しているのか息が詰まる思いです。

報道機関としてMBC TVは真実とFactを中心に厳正中立姿勢で眺め、これを整理して伝達することが本領だと考えます。手のひらTVもやはり公営の大きな枠組みを抜け出してはいけないと考えます。 しかし、伝達方式の基本は国民が参加してお互いの考えを伝達して共に共有する広場にならなければなければならないと考えます。

手のひらTVは当初始める時の概念どおり、どちらか一方に偏らずに国民の誰もが参加して共に楽しむ新しい放送モデルとしてよく作り出して下さることを頼みます。

3月まで進行された大きな枠組みの試験放送をよく終わらせて、4月から始めた収益事業も予定通りによく進行させるように頼みます。

惜しい点が一つ挙げるならば、合意した投資誘致の件を決着させることができずに去るということです。

弁解をしようとするなら本社ストライキが長期化しまともに速度を上げることができませんでした。

私が接触した人々と今後も接触して、より大きな手のひらTVを作れるように良い成果を上げてくださるようお願いします。 毎度ありがとうございます。

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/530723.html 訳J.S