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まさにその日 再びロウソクのあかりを掲げる

原文入力:2012/04/27 11:11(1813字)

←2008年6月8日‘72時間リレー国民行動’最終日のろうそく集会の様子。カン・チャングァン記者 chang@hani.co.kr

2008年狂牛病ろうそく集会が開かれた日である5月2日
ソウル、清渓(チョンゲ)広場で

 米国で再び狂牛病が発生し米国産牛肉輸入中断要求が激化する中で、市民団体が来月2日午後7時、ソウル、清渓広場で米国産牛肉輸入反対ろうそく集会を開く。この日は去る2008年‘狂牛病ろうそく集会’が初めて開かれた日でもある。

 狂牛病国民対策会議、韓米FTA阻止汎国民運動本部などは26日ソウル、鍾路区(チョンノグ)参与連帯ヌティナム(欅)ホールで記者会見を行い、このように明らかにし「政府は米国産牛肉輸入と流通を直ちに中断せよ」と要求した。

 これら団体は「米国産牛肉は狂牛病から安全ではない。国民の安全を守るための検疫中断または輸入中断条件も明文化されていない米国との牛肉輸入衛生条件を直ちに改正せよ」と主張した。

 これら団体はまた「米国は現在、年間屠殺牛の0.1%にあたる4万頭だけに狂牛病検査をしている」として「今回の発見は単に一頭だけが狂牛病にかかったということではなく、米国に狂牛病牛が相当規模で存在する可能性があるという意味」と指摘した。

 この日の記者会見に参加したパク・サンピョ国民の健康のための獣医師連帯政策局長は「ろうそくデモをロウソクのあかり乱闘と言った政府が、ロウソクのあかりが主張した‘30ヶ月未満’基準のために国内輸入される牛肉は安全だと主張している」として 「ロウソクのあかりが正しかったということが再度立証された」と主張した。

 ネチズンはろうそく集会再開の便りをインターネットに伝え、積極的に参加意思を明らかにしている。 コメディアン キム・ヨン氏は自身のツイッター(@gopc11)に「かつての狂牛病ろうそく集会の時、夜10時頃に仁川に住むある女子高生が私にくれたパンと牛乳が思い出される。 おじさん、最後まで戦って下さい。 私は電車がなくなるから先に帰りますね。 胸がいっぱいになった。 それからすでに4年が過ぎた。 ロウソクのあかりを再び点します」と文を残した。

 この他にもツイッター利用者は「いよいよロウソクのあかりシーズン2が始まるんですか?」(@biketou****), 「再びロウソクのあかりを掲げよう」(@badromanc***)と文を残している。 @handduc***は「5月2日ろうそく集会をするなら、ろうそくを買って配らなくちゃ。 私、背後勢力やりたくて」と書いた。

 第2のロウソクのあかり政局が憂慮されるや27日午前に開かれたセヌリ党党役員会議では緊張感が伺えた。 ファン・ウヨ セヌリ党院内代表はこの日の会議で「政府は米国産牛肉の安全性有無が確認されるまで、ひとまず検疫を強化しながら追加計画を検討すると言ったが、迅速で断固たる措置を望む国民の意思を果たして十分に反映したものとは言えない」として、直ちに輸入中断措置を取らない政府方針を批判した。

 彼は「わが国政府では早く検疫団を派遣して現地状況を直接確認するのはもちろん、‘先制した’措置を取った後で安全が確認された場合に後から制裁緩和側に方向を定めることが正しいと考える」として、検疫中断などの強硬対応を注文した。

 ファン院内代表はまた2008年5月8日に‘狂牛病が発病すれば直ちに輸入中断’政府広告に言及して 「国民は政府が2008年5月8日の日刊紙に出した広告を今でも明確に記憶しており、信頼を求め国民に責任を負う姿勢を明確にすることが重要だ」として政府の態度変更を批判した。

 一方、2008年ロウソクのあかり事態の時、農林部長官を務めたチョン・ウンチョン前長官も26日、ある言論とのインタビューで「政府が国民の信頼を失えば何もできない。 米国で狂牛病が発生すれば直ちに輸入を中断するとした約束を守らなければならない」と話した。

デジタルニュース部 digitalnews@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/530247.html 訳J.S