原文入力:2009-03-19午後07:38:37
チョ・ジョンヒョク議員要求により…今月末閲覧許容
“点数競争激しくなり,地域・学校間序列化” 憂慮
イ・ジョンギュ記者
←オム・サンヒョン教育科学技術部学術研究政策室長(中央)が19日午後、ソウル,世宗路の教育科学技術部で市・郡・区別大学修学能力検定試験成績の原資料公開と関連した記者懇談会をしている間、資料を調べている。 パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr
教育科学技術部が大学修学能力試験(修能)成績原資料を基礎自治団体別に公開することにした。だが学校別学生数が分かれば学校の名前も簡単に知ることができ、修能成績が公開される場合、地域・学校間序列化などの副作用が憂慮される。
教科部は2005~2009学年度修能成績原資料を全国232市・郡・区別に公開することにしたと19日明らかにした。これは国会,教育科学技術委員会所属のチョ・ジョンヒョク ハンナラ党議員が昨年9月国会でアン・ビョンマン教科部長官に地域・学校別修能成績公開を要求したことに伴うものだ。
教科部は修能成績を公開する時、市・郡・区は実名を明らかにするものの該当地域に属する学校の名前と受験生の個人情報は明らかにしない方針だと明らかにした。成績公開はチョ議員が今月末に修能施行機関である韓国教育課程評価院を訪問し電算資料を閲覧する方式でなされる。修能原資料の閲覧は国会議員だけがすることができ、提供される情報は修能を行ったすべての受験生の領域・科目別標準点数と等級だ。ただし学校の名前は記号で処理され受験生の名前など個人情報は伏されたまま提供される。
オム・サンヒョン教科部学術研究政策室長は「提供される資料は研究を目的に活用し学校や市・郡・区順位などのような学校と地域の権益を侵害する恐れのある資料は公開しないという内容の誓約書に署名した後に閲覧をするので地域・学校間序列化はできないだろう」と話した。
しかし誓約書は法的強制力がなく、閲覧した議員が成績情報を書きとめ他の研究者に渡す過程で地域実名が公開される可能性が少なくない。また学校の名前を記号化しても、学校別学生数を対照してみればすぐに名前を知ることができるという指摘も出る。キム・ミョンシン共にする教育市民会共同代表は「チョ議員がこの間ソウル大合格者数を基準として全国高校序列を作るなど序列化を助長してきた点に照らして地域・学校間序列化に悪用される可能性が非常に大きい」と話した。
イ・ジョンギュ記者jklee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/345070.html 訳J.S