原文入力:2012/04/23 20:14(1601字)
←チェ・シジュン前放送通信委員長がパイシティ許認可の代価として金品を受け取った疑惑を捜査している検察の捜査が、大統領選挙戦資金へ拡大するかが注目されている。 23日昼、ソウル、瑞草洞(ソチョドン)最高検察庁別館へ向かう通路で検察職員が休息を取っている。 キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr
大統領府 "今は検察を統制する方法がない" 不安感
MB, レイムダックを越えて‘政治的植物人間’に転落するかも
大統領府が一難去って又一難だ。前職大統領府人士が不法民間人査察事件で検察捜査を受けている渦中、大統領選挙資金と関連したチェ・シジュン前放送通信委員長の‘爆弾発言’が弾けたのだ。
パク・ジョンハ大統領府報道官は23日チェ前委員長の関連疑惑について「検察捜査が進行中であり、大統領府としてはノーコメント」と話した。 表面的には平静を装っているが、内部事情は全く異なる。 大統領府核心関係者は「一度危機に瀕しようやくやり過ごしたと思ったところへ、2度目の大波が押し寄せてきた」として言葉をつなぐことができなかった。
←チェ・シジュン前放送通信委員長がパイシティ代表○氏から受け取った金を2007年の大統領選挙過程で一部使ったという趣旨で言及し、許認可ロビー疑惑が大統領選挙資金疑惑に拡大している。写真はチェ・シジュン前委員長が去る1月13日午前、ソウル、鍾路区(チョンノグ)、世宗路(セジョンノ)の放送通信委員会社屋へ出勤する様子。シン・ソヨン記者 viator@hani.co.kr
チェ前委員長が他の人とは比較にならない李明博大統領の最側近だという点で大統領府は衝撃が大きいようだ。 彼は大統領選挙キャンプを左右したいわゆる‘6人会’の構成員であり、イ・サンドク セヌリ党議員と共に現政権スタートの1等功労者に挙げられる。不動産開発業者から受け取った金銭を世論調査など大統領選挙キャンプで使ったというチェ委員長の発言が大統領府をより一層困惑させている。事案の展開によっては大統領選挙資金全般の問題に拡大し政権の道徳性が根元から動揺する致命傷を受けかねないためだ。
李明博大統領は昨年9月、大統領府会議で「今度の政権は金銭を受け取らない選挙を通じて誕生した点を考えなければならない」として「道徳的に完ぺきな政権であるだけに小さな汚点も残してはならない」と話した。 金を受け取らずに執権したということが自負心の根拠だったが、今はその基盤が崩れる危機に処したのだ。
総選挙を控えてさく烈した不法査察事件は‘盧武鉉政府も査察していた’として焦点ボカシに成功したが、今度は抜け出る穴が見当たらないという点が大統領府をより一層当惑させているようだ。 大統領府の運命はひとえに検察の手にかかった局面だ。 それでなくとも検察の鋭い刃が青光りする任期末だ。 検察捜査がチェ前委員長を連結輪として李大統領の大統領選挙資金‘本体’へ肉迫して行くならば、李大統領は権力漏水(レイムダック)を越えて‘政治的植物人間’に転落することもありうる。
最高検察庁中央捜査部は去る2004年、盧武鉉、イ・フェチャン大統領候補両側の大統領選挙資金を検索し、ハンナラ党が‘車単位の取り引き’で数十億ウォンずつ渡されていた事実を明らかにした経緯がある。 別の大統領府核心関係者は「今は大統領府には検察を統制する方法がない。 今後何が飛び出してくるか分からない。」として不安感をほのめかした。 アン・チャンヒョン記者 blue@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/529591.html 訳J.S