原文入力:2012/04/22 22:02(1413字)
←法人カード不正使用疑惑で<文化放送>(MBC)労働組合によって告発されたキム・ジェチョル社長が21日午後、ソウル、永登浦(ヨンドンポ)警察署に出頭し6時間を超えて調査を受けた後に帰宅するところ。
<文化放送>提供
MBC 今度は‘報復性’組織改編
報道製作局など解体し "社長統制" 編成製作本部に吸収
労組 "時事プロ弱化が意図"
本日から1泊2日の野宿闘争に突入
落下傘社長の退陣を要求して84日にわたりストライキ中の<文化放送>(MBC)が時事教養局の解体など社長統制力が強化された組織改編を押しつけて労組の強い反発を買っている。
文化放送は時事教養局と報道製作局の解体を骨格とした組織改編案を20日役員会議で通過させた。 この組織改編案によれば、報道製作本部所属の報道製作局を編成製作本部に吸収し<PD手帳>等を製作する時事教養局の時事部門と合わせて時事製作局を新設し、教養部門は教養製作局に分離する。 労組は「PD手帳と<時事マガジン2580>等、権力に目障りと見なされる時事プログラムを弱化させようとする意図」と反発した。 しかしイ・ジンスク企画広報本部長は「瞬発力ある記者たちと深みのある取材が可能なディレクターのシナジー効果を出すための改編」と説明した。 同放送のあるディレクターは「時事教養局に続き報道製作局まで社長統制権が強い編成製作本部へ移管され、権力批判プログラムは検閲と監視監督が一層徹底されるだろう」と憂慮した。
特に今回の組織改編はストライキ参加率が高い報道製作局、時事教養局、ラジオ本部に重点的に手を加えており報復性改編という批判が出ている。 組合員100%がストライキに参加しているラジオ本部は今回の改編で地位が局に落ちて編成製作本部に吸収された。 労組は23日午後5時から社屋南門広場で60余人ずつが1泊2日の野宿闘争に突入すると22日明らかにした。
人事を巡っても論難が起きている。 文化放送は去る19日、理事会で釜山・大邱(テグ)・全州など8ヶ系列会社社長の交替、および本社主要職務人事を断行し、キム・ジェチョル社長親衛体制を構築した。 これに対してストライキ中の8ヶ系列会社労組は「落下傘の落下傘」と反発し、新任社長出勤阻止闘争を予告している。 特にチャ・ギョンホ本社企画調整本部長が社長に選任された大邱文化放送は地域社自律経営侵害に反発して報道局長など職務幹部18人全員が職務辞退願いを出した。
一方、法人カード不正使用疑惑で告発されたキム・ジェチョル社長は21日午後、ソウル、永登浦(ヨンドンポ)警察署に出頭し6時間にわたり調査を受けた。 キム社長は公的用途の他に法人カードを使ったことはないと私的流用疑惑を全面否認したことが分かった。
ストライキ48日目をむかえた韓国放送新労組(全国マスコミ労組韓国放送本部)は公正放送推進委員会幹事であるチェ・ギョンヨン記者がストライキ以後、初の解雇にあったことに対して23日糾弾大会を開きキム・インギュ社長退陣のための総力闘争を行う計画だ。
ムン・ヒョンスク先任記者 hyunsm@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/529418.html 訳J.S