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民間人査察捜査‘1億1千万ウォン’が突破口を開くか

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/529424.html

原文入力:2012/04/22 21:52(1398字)

イ・ヨンホ、チン・ギョンナクなど沈黙一貫
チャンジンスの暴露から一歩も出れず
チャン前主務官に渡した現金
造成過程・使途 捜査 本格化

 一ヶ月目をむかえる‘民間人不法査察’事件に対する検察再捜査が停滞を免れなくなっている。 去る20日、イ・ヨンホ前大統領府雇用労使秘書官とチェ・ジョンソク前行政官を拘束起訴したと明らかにした検察関係者は一貫して明るくない表情だった。 半月を超えて彼らを調査したが、公訴状に適用した容疑はチャン・ジンス前国務総理室主務官の暴露とイ前秘書官の記者会見内容から一歩も抜け出すことができなかったためだ。

 検察捜査が元の場所を堂々巡りしている最大の理由は核心当事者の‘沈黙’のせいだ。 イ前秘書官とチェ前行政官は自分たちが証拠隠滅を指示したという点を認めているだけで、その‘上層部ライン’については口を閉ざしていると伝えられた。 チャン前主務官は先立ってチェ前行政官が自身に大統領府民政首席室について言及し△罰金刑宣告△再就職△現金支給などを提案したと暴露したが、チェ前行政官はこれに対しても「チャン前主務官を安心させるために嘘をついたに過ぎない、実際には民政首席室と接触はなかった」と述べたという。

 ‘キーマン’として挙げられたチン・ギョンナク前公職倫理支援官室企画総括課長はより一層非協調的な態度だ。「(陳述する時ではなく)食事をとる時には口を開く」と検察が伝えるほど頑強に陳述を拒否しているということだ。 彼は総選挙直前まで検察の召還通知に繰り返し応じず、検察が逮捕に乗り出すと逃走さえした。 そのような彼が総選挙後には検察に自主的に出頭して頑強に口を閉ざしていることについて、政治状況の変化を念頭に置いた行動ではないかという話も出てきている。

 検察はこのような状況を突破するためには、関連者の陳述を引き出すことができる情況証拠を捜し出すしかないと見ている。 検察は特に大統領府を通じてチャン前主務官に渡されたという1億1000万ウォンの現金追跡に集中している。 検察は捜査初期にイ前秘書官など事件の直接関係者たちの口座を追跡したのに続き、彼らの周辺人物を対象にした2次口座追跡を準備している。 拡大した口座追跡対象にはチャン前主務官に渡された4000万ウォンを用意したという労務士らと、リュ・チュンニョル前公職服務管理官に5000万ウォンを作ったというチャン・ソンミョン大統領府公職規律チーム長などが含まれていることが分かった。

 金銭が造成された過程だけでなく、使途に対する捜査も本格化するという。 検察はチャン前主務官など1次捜査当時に起訴された支援官室職員の1・2審弁論を引き受けた弁護士の受託料内訳などを具体的に確認する予定だ。チャン前主務官が4000万ウォンを受け取り2500万ウォンをチェ前行政官に返した場所が当時の弁護士事務室だと確認されたマダン(広場)では、弁護士受託料など金の使用過程も確認しなければならないというのが検察の判断だ。

ノ・ヒョンウン記者 goloke@hani.co.kr

原文: 訳J.S