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再び競選不正 論難…統合進歩党‘危機’

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/529288.html

原文入力:2012/04/20 19:50(1061字)

比例候補を選ぶ時、代理投票疑惑…党 調査委 "当選者が関与していれば責任を問う"

 来る6月に全党大会と党指導部選出などを控えた統合進歩党が、去る3月に行った比例代表競選不正論難に包まれ危機を迎えている。

 論議の核心は3月14~18日に行われた比例代表候補競選の時におきたという不正投票疑惑だ。 当時、競選は党員たちを対象にオンライン投票と現場投票を合算する方式で行われた。 オンライン投票の場合、投票プログラムの‘設計図’に該たるソースコードを誰かが覗き見たという疑いが提起された状態だ。 現場投票では不十分な投票箱管理と代理投票、二重投票疑惑なども提起された。 総選挙以後、統合進歩党掲示板にはこのような疑惑糾明を要求して党内主流勢力の責任を問う文が続いている。

 統合進歩党は現在、真相調査委員会を設けて関連疑惑について調査を進めている。 党関係者は20日「比例代表競選と関連して当時提起された疑惑に対してはすでに3月20日党代表団会議を通じて‘総選挙以後直ちに真相調査委を構成し疑惑を糾明する’という方針を定めた経緯がある」として「来週後半頃には結果が出るだろう」と話した。

 党真相調査委はこの日まで全国地域委員会などに選挙人名簿の原本と投票録・開票録・投票用紙などを提出させ、真相調査の結果、当選した議員の帰責事由が確認されれば議員職辞退を含め適切な責任を問う方針だ。

 党内外では統合進歩党創党に参加した勢力(民主労働党と国民参与党、新進歩統合連帯)が総選挙以後の党権と党運営方式などを巡り激突する状況を避け難くなり、今回の競選不正論難が党内葛藤を予定より早く水面上に引き上げたという分析が出ている。 統合進歩党は5月29日から6月2日まで指導部選出のための投票を行い、6月3日の全党大会で新指導部を選出する予定だ。

 比例代表競選当時、投票過程の問題点を提起したことがあるノ・ハンレ党政策委議長は「党内にまだ過去の労働組合選挙時の古い慣行が残っている。 調査の結果、誤りが出てくれば厳しく責任を問い、今後こういう未熟な党運営方式を正す契機にしたい」として「この問題で党が混乱に陥るとは見ない」と話した。

ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr

原文: 訳J.S