本文に移動

"こういう方々が議員をすれば国民が納得するか"

原文入力:2012/04/20 21:45(1527字)

キム・ヒョンテ、ムン・テソン後暴風

セヌリ、キム・ヒョンテ(左側)ムン・テソン(右側)当選者
ムン・テソン当選者 セヌリ離党
"結局こうなることを…"
セヌリ党内外 冷たい反応
民主 "朴槿恵が責任を負うべき" 攻勢
学界にも‘議員辞退’意見が強い

 弟嫁性醜行疑惑のキム・ヒョンテ当選者に続き、博士学位論文を盗作したという判定を受けたムン・テソン当選者までが20日セヌリ党を離党したが、波紋は続くものと見られる。 党内外で 「離党に終わらず、議員職まで辞退しなければならない」という主張が出てきているためだ。

 ムン当選者は国民大研究倫理委員会がこの日午後3時「ムン・テソン論文は盗作」という結論を発表する時間にあわせて、側近を通じて記者たちに離党報道資料を配布した。ムン当選者はこの日、国民大の発表直前にクォン・ヨンセ セヌリ党事務総長に離党の意向をあらかじめ伝えた。

 ムン当選者はしかし最後まで盗作を認めなかった。 彼は報道資料で「論文盗作疑惑があることも、離党翻意により国民を混乱させたことも私の誤り」と言及した。 彼は 「(当初)党の離党勧告を受け入れ脱党を決心した。 だが、離党を準備する過程で私よりセヌリ党を信じて支持して下さった地域住民が離党を望まないならば‘国民との約束’を破ることになると考えた」として離党翻意事態について謝った。

 イ・サンイル セヌリ党スポークスマンは論評を通じて 「セヌリ党は公認過程でムン当選者の盗作問題をきちんと検証できなかったことについて国民に心より謝罪申し上げる」と明らかにした。 朴槿恵非常対策委員長はキム・ヒョンテ、ムン・テソン当選者事態に関するぐずぐず対応でリーダーシップに傷を負った。 セヌリ党のある議員は「両事案ともに初期に整理するべきだった。朴委員長が色々と話しても聞こうとしない」と話した。

 キム、ムン当選者の離党は‘議員職辞退’論議につながるものと見られる。 二人を国会次元で議員職剥奪する方案も議論されているが、現役議員職の実行過程で起きたことではないので、国会法上の懲戒対象には該当しないと国会関係者が伝えた。 自主的辞退の他には強制手段がないという話だ。

 イ・サンドン セヌリ党非常対策委員は「事実関係が全く分からない状況なら別だが、今はある程度明らかになった状態」として「国民的情緒から見て、こうした方々が国会議員をするということが納得されるか。自ら辞退しなければならない」と話した。 党の別の関係者も「二人が万一、セヌリ党公認を受けなかったとすれば嶺南(ヨンナム)で当選できたか」として「離党ですべてのことが終わったというのは国民に対する責任のある姿勢ではない。 セヌリ党と政界が圧迫し、二人を議員職から辞退させなければならない」と話した。 パク・ヨンジン民主統合党スポークスマンも論評を通じて「ムン・テソン当選者がすべき仕事はセヌリ党の離党ではなく、国会議員職の辞退」として 「朴槿恵非常対策委員長がムン当選者辞退の責任を負いなさい」と要求した。

 ハン・サンクォン学術団体協議会代表(徳成女子大教授)もこの日緊急開催した討論会で「学団協がムン・テソンがまだ候補時期に盗作に責任をとり候補職辞退を促した以上、離党に終わらず議員職を辞退しなければならない」と話した。

ファン・ジュンボム、イ・ギョンミ記者 jaybee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/529328.html 訳J.S