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ミネルバ 詐称 K氏, したくない寄稿なぜ?

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/344989.html

原文入力:2009-03-19午前09:45:28
新東亜4月号,ミネルバ誤報経緯 掲載…疑問相変わらず
‘K氏紹介した’クォン氏 積極的に介入した理由もあやふや

キム・ドンフン記者,イ・ムニョン記者

<新東亜>のミネルバ誤報事件と関連し東亜日報社が18日誤報経緯など真相調査結果を東亜日報と新東亜紙面を通じ詳しく明らかにして繰り返し謝罪した。しかし、ミネルバを詐称したK氏が新東亜に文を寄稿した具体的な動機とクォン・某氏がK氏の寄稿に積極的に介入した理由など、いくつかの疑問点は相変らず解けていない。

■調査内容
東亜日報社は17日夜、発刊された新東亜4月号に10ページにわたり真相報告書全文を載せ、18日付新聞一面(29面)を割愛し要約をのせた。報告書は昨年11月8日頃、ソン・某新東亜編集長がクォン氏から「ミネルバ記事を作ってみないか」という提案を受け、K氏を紹介されたが、K氏がインタビューを敬遠し寄稿文を受け取ったと明らかにした。

新東亜は続けて1月8日パク氏が検察に拘束された後にもK氏が本当にミネルバであることを確信し。再び会って2月号にインタビューを載せた。しかしK氏は2月13日ソン編集長などと会った席で、ミネルバではないことを告白した後、「寄稿文を送ったのもインタビューをしたのも私の意志ではなかった。あまりにもひどく圧迫が入ってきて拒絶できなくてそうなった」と打ち明けた。

1月14日K氏インタビュー後、2月号が発行される過程で記事の事実可否を確認するゲートキーピングにも問題があったことが明らかになった。15・16日に開かれた幹部会で参席者らはIP・IDを巡る疑惑糾明が不十分だとし、インタビュー掲載を先送りすることを提案したが、チェ・ヨンウォン出版編集者は「直接インタビューして身元を確認した。職を賭けて報道する」として掲載を強行した。新東亜記者らは17日、直接IP操作の可能性を実験したが検証できない状態で2月号記事を作成した。

■疑問点
第一に、K氏がなぜそのように心理的圧迫感を感じながらも寄稿に応じる他はなかったのかが明らかでない。K氏はネチズン‘M’を通じてソン編集長に電子メールを送り、「必ずミネルバと(寄稿文に摘示)するべきか。文を載せたくないのが率直な気持ち」と話した。K氏は2006年NAVERでミネルバというペンネームをしばらく使った時に会ったネチズンらが昨年7~8月に連絡を寄越して自分をミネルバと誤解し「継続して危険な文を載せているのにそっとしてはおかない。捜査機関に申告する」と威嚇して、本当のミネルバのように行動し始めたと述べたと報告書は明らかにした。威嚇の原因である誤解を解く代わりに、言論寄稿までしながらより一層積極的にミネルバの振舞いをしたというK氏の陳述は常識的には納得しがたい。

報告書は‘ミネルバ誤報事件’の原因提供者であるクォン氏が何の目的でミネルバの新東亜寄稿を積極的に推進しようとしたのかに対しても納得できる答を出さなかった。東亜日報社はクォン氏の意図を尋ねる<ハンギョレ>の質問に「クォン氏とソン編集長は12年前から知り合いつきあってきた関係で、クォン氏はK氏をミネルバと信じてソン編集長に紹介したと述べた」とだけ答えた。東亜日報社関係者は「新しい事実があらわれれば彼に対しても調査する方針であり、検察捜査を依頼する計画はない」と明らかにした。 キム・ドンフン,イ・ムニョン記者cano@hani.co.kr

原文: 訳J.S