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失業者数 100万人 ‘秒読み’…‘雇用大乱 ’現実に

原文入力:2009-03-18午後07:32:52
統計庁 ‘2月雇用動向’
就業者数2ヵ月連続10万人以上↓…5年余ぶりに最悪
アルバイト働き口 100万8千人…‘雇用の質’も悪化

キム・スホン記者

←大学生 タハムケ(みな一緒に),全国学生行進など大学生団体らで作られた‘青年失業解決! 1万人宣言・1万人行動’ 会員たちが18日午前、ソウル,世宗路の政府中央庁舎前で青年失業問題解決と大卒初任給削減撤回を要求する行為劇をしている。 シン・ソヨン記者viator@hani.co.kr

2月の就業者数が昨年の同月より14万2千人も減り、失業者が100万人に肉迫するなど雇用事情がますます悪化している。就業者の中で1週間に36時間以上仕事をする就業者が昨年より61万5千人減るなど、雇用の質も急激に悪くなっている。特に週当り18時間未満仕事をする事実上‘アルバイト就業者’も100万8千人で二ヶ月連続100万人を越えた。

←就業者数増減推移

18日統計庁が発表した‘2月雇用動向’によれば2月就業者数は2274万2千人で昨年同月(2288万4千人)に比べ14万2千人(0.6%)減って、昨年12月(-1万2千人)に続き三月連続‘マイナス雇用’行進を継続した。去る1月の10万3千人減少に続き就業者数減少幅も毎月大きくなっている。 2月の就業者数減少幅は2003年9月(-18万9千人)以後5年5ヶ月ぶりに最も大きいものだ。

2月の失業者は92万4千人で1年前より10万6千人(12.9%)増えた。今年15才以上人口が47万3千人増え、この中60%である27万人余りが雇用市場に飛び込んだことを勘案すれば、事実上41万人の失業者が増えたわけだ。2月失業者は1月に比べて7万3千人増え、こういう傾向が持続する場合、早ければ3月、遅くとも4月には失業者が100万人を突破するものと見られる。生産可能人口の中で就業者の比重を現わす雇用率は57%で1年前より1%ポイント下落し、2001年2月(56.1%)以後8年ぶりに最も低い水準を記録した。

年齢帯別に就業者増減率を調べれば、15~19才が1年前に比べ11.8%減り、20~29才が4.4%減少するなど青年失業の深刻性が目立った。2月に高等学校と大学校卒業者らが就職市場にあふれ出て、青年たちの雇用状況がより一層悪化したと見られる。実際青年失業率は8.7%で昨年2月より1.4%ポイント急騰した。これは2005年3月(8.8%)以後最も高い数値だ。全体失業率は3.9%で1年前より0.4%ポイント高まった。

雇用難の中で最も大きい打撃はぜい弱階層に集中している。従事上地位別就業者増減を見れば、自営業者が25万6千人(-4.4%)減り最も打撃が大きかった。臨時勤労者と日用勤労者など雇用ぜい弱階層も各々19万2千人(-3.8%),8万1千人(-4.1%)ずつ減少した。反面、常用勤労者は昨年の同月に比べ39万人(4.4%)増え、まだ正規職は構造調整などによる雇用悪化の直撃弾から外れていることが明らかになった。就業時間帯別では、週当り36時間以上の就業者が昨年2月1967万人から今年は1908万人に減った。反面、週当り18時間未満就業するアルバイトに過ぎない働き口である人は100万8千人で昨年より9万人、18~35時間就業者は216万人で26万8千人増えた。雇用の量ばかりでなく‘質’も悪くなっているわけだ。

非経済活動人口は1623万3千人で50万9千人(3.2%)増加した。非経済活動人口がこのように大幅に増えたのは、2003年4月(51万4千人)以後初めてだ。非経済活動人口の中で求職断念者は16万9千人で5万人(41.5%)増加した。これにより失業者,休業中,求職断念者などをすべて含む‘就職あい路人口’は360万人に達すると推定される。

キム・スホン記者minerva@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/344860.html 訳J.S