原文入力:2009-03-18午後07:32:19
“自家撞着” 非難起きるもよう
キム・ナムイル記者
大法院がシン・ヨンチョル大法院判事のロウソクのあかり裁判介入糾明に決定的資料となったEメールの流出経緯調査を検討している。事実上‘内部告発’に対する調査可能性を残しておいたこととなり論難が予想される。
大法院関係者は18日「裁判独立を主張する方法がむしろ司法府独立を侵害する方式で提起された部分に対して裁判官倫理綱領に違反するかなどを調査できると見る」として「もし調査をすることになれば(判事が)Eメールを(言論に)渡したことに不純な意図があったか、法律的問題がないかなどを確かめてみることができるだろう」と明らかにした。この関係者はしかし「Eメール流出経緯調査が確定したことではなく調査可能性を残しておいて検討している」と付け加えた。
キム・ヨンダム大院行政処長は去る17日、国会法制司法委員会緊急懸案報告で「今回の問題提起が司法府独立や裁判の独立を侵害する方式で提起されたという疑いを買いうる側面があるのは明らかだ」と話した。キム処長は判事らの行動が裁判官倫理綱領に違反した素地があるという一部議員らの質問に共感するような態度を見せもした。シン大法院判事の裁判介入に対する不満を裁判所内部システムでなくEメールを言論に流出する方式で解決しようとしたという不満が伺える部分だ。一部言論はこの日、Eメールを流出したと指定された判事の実名と写真まで報道し流出経緯調査を煽る態度を見せた。
だが裁判所のこういう態度は前後が一致しないという指摘を受けている。法院行政処は昨年7月判事らの集団的な問題提起があった後にもこれを解決する能力を見せることができなかった。またEメール内容が‘裁判介入’という結論を自ら出したというのに、裁判所がEメール内容が知らされることになった過程を問題視するような態度を表わすのは自家撞着だという批判を避けにくく見える。イ・ヨンフン大法院長は去る6日、‘Eメール流出に意図がある’というシン大法院判事のインタビュー内容に対して「若い裁判官らの忠実な気持ちと見るべきで意図があると見るのは行き過ぎ」と話したことがある。
ある裁判所関係者は「高位裁判官らの間では裁判介入論議が広がった方式に対して不満を持っている方々が多い」として「だが法院行政処内部でもこれに対して明確な結論を下せずにいると理解している」と話した。
キム・ナムイル記者namfic@hani.co.kr
原文: 訳J.S