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ムン・ジョンヒョン神父、江汀マウル 高さ7mのテトラポッドから墜落

原文入力:2012/04/06 22:37(1341字)

←6日午後、済州(チェジュ)、西帰浦市(ソギポシ)江汀入り江防波堤のテトラポッド上で海軍基地建設に反対するミサをしていたムン・ジョンヒョン神父が海洋警察署職員と小競り合いの末7m下に転落し119救助隊によって病院へ搬送されている。 江汀マウル会提供



ミサ中に進入した海上警察と小競合い…腰骨3ヶ所 骨折
済州大病院へ搬送…海上警察 "押し退けていない"

 済州、西帰浦市、江汀マウルで海軍基地建設反対示威を行っているムン・ジョンヒョン(72)神父が江汀入り江防波堤周辺に積み上げられた高さ7mのテトラポッド(4ヶの角のあるコンクリート構造物)から墜落して腰骨の一部が骨折するなど大ケガをした。

 6日江汀マウル住民たちと平和活動家の話を総合すれば、ムン神父はこの日午後1時30分頃、江汀入り江西側防波堤テトラポッド上で、防波堤を通って海に飛び込もうとする平和活動家を阻止した海洋警察署職員と小競り合いになり対峙して落ちた。

 ムン神父は墜落30分後に119救急車に乗せられ西帰浦医療院に搬送され検診を受けた結果、腰椎骨折傷を負ったことが分かった。 西帰浦医療院側は‘ムン神父が腰椎3・4・5番に骨折傷を負ったとし、腕と足には激しい打撲を受けた’と明らかにした。 医療院関係者は 「腰と腕と脚に激しい痛みを訴えて精密診断した結果、骨折傷を確認した」と話した。 ムン神父はこの日午後、済州市、済州大病院に搬送された。

 オ・ヨンドク済州環境運動連合共同議長は「周辺の人々と対話をしていることから見て、頭や首は大丈夫と見られる」と話した。

 事故当時、ムン神父は復活節を控えてこの日午前11時頃、海軍済州基地事業団東側のメップリ海岸で神父と信者、平和活動家など30人余りと共に2kmぐらい離れた江汀入り江まで行進するミサをしている途中だった。 コ・クォンイル海軍基地反対対策委員会委員長は「防波堤に到着して祈りを捧げる途中、ある活動家が‘クロムビ岩で祈りを捧げる’として海に飛び込もうとすると海上警察職員が捕まえようとして小競り合いが起きた」と話した。 現場にいたある活動家は「ムン神父がこれを見てテトラポッド上に行き、‘どうして入ってはならないのか’として海上警察職員を阻み立ち互いに腕を掴んで言い争い、海上警察官が他のテトラポッドに飛び移ると、ムン神父が海上警察官の腕を放せず重心を失って墜落した」と説明した。

 西帰浦海上警察関係者は「今日クロムビ岩で発破作業がある日なのに、活動家が海に入ろうとすると職員が‘今入ってはならない。 危険だ’と知らせた」として「テトラポッドの上にいたムン神父が‘あんたが何を根拠に入らせないのか’として職員の胸を押し自ら重心を失ったようだ」と話した。 この関係者は「職員が抗議するムン神父を振り払ったり押し退けたりはしなかった」と付け加えた。

済州/ホ・ホジュン記者 hojoon@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/527160.html 訳J.S