原文入力:2012.04.03 21:28修正:2012.04.04 08:54(1204字)
<写真> サムスン電子に納品して不渡りを出したある中小企業の債権団が3日午後ソウル中区(チュング)獎忠洞(チャンチュンドン)の新羅ホテル客室を占拠したままイ・ゴンヒ サムスン会長などとの対話を要求してデモを行なっている。 パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr
イ・ゴンヒ会長面談要求
サムスン電子に納品して不渡りを出したある中小企業の債権団がイ・ゴンヒ サムスン会長との対話と被害補償などを要求して新羅ホテルの客室を占拠して籠城を行なった。彼らはシンナーなど引火物質を持っていると言い、出動した警察と対峙した。
3日警察と消防署、債権団などの話を総合すれば、この日午前10時40分頃から“株式会社エンテク中小企業被害賠償要求債権団”の14人がソウル中区獎忠洞(チャンチュンドン)の新羅ホテル14階の客室1ヶ所を占拠し、サムスングループ経営陣を糾弾するデモを行なった。
彼らはこの日の午前、客を装ってこのホテル1446号に投宿した後、窓に垂れ幕をかけビラをまいて不渡りによる被害補償と責任ある地位のサムスン経営陣との対話を要求した。 客室にいる債権団の1人、チョン・某氏は<ハンギョレ>との通話で「私たちはシンナーなど引火性物質をたくさん持ってきており、極端な選択をすることもあり得る」として「合意に達するまで出て行くつもりはない」と話した。 彼らは6日まで客室を予約した状態だ。
ヨ・テスン エンテク前社長は「2000年にサムスン側が冷蔵庫部品を納品しろと言うので光州(クァンジュ)に工場をたてたが、サムスンが2001年からサムスン役員出身が作った会社に注文を集中的に割り振ったため、会社が不渡りになった」として「不渡りで発生した203億6000万ウォンを直ちに返還せよ」と要求した。 これに対しサムスン電子側は「エンテクは外注業者に選ばれる過程で不正事実が発覚して取り引きを中止した会社」として「エンテクの倒産は三星電子の責任ではないにもかかわらず、無理な補償を要求している」と反論した。
事件が発生するやソウル中部消防署は消防署員25人と梯子車・散水車・救急車などを現場に出動させ、彼らが窓から飛び降りるのに備えてマットレスを設置するなど対応に出た。 ホテル新羅の方は債権団を業務妨害などの疑いで告訴したという。 債権団のうち2人はこの日午後10時半頃、体の状態が良くないとして帰宅した。
ユ・ソンヒ、ジョンファンボン記者duck@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/526618.html 訳A.K